ソクラテスラは召喚士として偉人を召喚して、聖杯の定めるルールに従ってバトルを行う2~6人用のカードゲームです。偉人は右腕、胴体、左腕の3つのパーツに分かれているため、さまざまな組み合わせによって、見たことがないような奇妙な偉人が召喚されます。
ソクラテスラについて
偉人のパーツが描かれた魔方陣カードをシャッフルし、各プレイヤーに7枚ずつ配ります。このとき、イベントカードが入っていた場合は、すべてを山札に戻して、新たに7枚を引き直します。
その後、適当な方法でスタートプレイヤーを決めたら、聖杯カードの準備を行います。聖杯カードにはそのラウンドでの勝敗の決め方(「知力が高い偉人が勝利する」「武力が高い偉人が勝利する」「武力が低い偉人が勝利する」など)が描かれています。
最後手番のプレイヤーから聖杯カードを1枚ずつ選び、それを重ねて7枚の山を作ります。
手番では3つのフェイズを行います。
1.ドローフェイズ
山札から1枚カードを引きます。
2.アクションフェイズ
以下のいずれか1つを選んで実行します。
偉人召喚
右腕、胴体、左腕の3枚を場に出して名前を宣言します。このとき、装備カードがあれば同時に出すことができます。
召喚したらキメラティック偉人バトルを行います。召喚したプレイヤーは誰か1人を指名します。防御側のプレイヤーが偉人を召喚できる場合は、必ず偉人を召喚します。
このとき、攻撃側が負けると偉人を捨札にしてアクションフェイズ終了です。攻撃側が勝利した場合、防御側の偉人の右腕、胴体、左腕のうち、1枚を選んで手札に加えます。
その後、同じ偉人で他のプレイヤーを指名し、全員に勝つことができればその偉人は殿堂入りします。聖杯カードを裏返して、その偉人に追加します。(聖杯カードの裏面は下半身になっています)
カード交換
手札を1枚だけ残し、他のすべてのカードを捨札にします。
3.補充フェイズ
手札が7枚未満のプレイヤー全員が7枚になるように補充します。
その後、次のプレイヤーに手番が移ります。
これを繰り返し、規定数(2人:3体、3~6人:2体)の偉人を殿堂入りさせたプレイヤーがゲームの勝者となります。
出でよ! 神殺しのレオヌダス一世!
偉人は3つのパーツに別れているため、名前も3つに分かれています。そのため、さまざまな組み合わせで召喚することになるため、なんとも奇妙な名前の偉人が召喚されます。
手札は7枚ありますが、それでも3つしっかりそろっていることは少なく、防御側は召喚できずに、一方的にやられてしまうことが多いです。しかも、捨てる場合は1枚しか残すことができないので、運要素は強めです。
戦略を考えてプレイするというよりかは、変な偉人を召喚してみんなでゲラゲラ笑うようなゲームなので、そこまでバランスは気になりません。
今回は3人で遊んでみましたが、早ければ1戦10分もかからず終わります。思ったよりも3つのパーツがそろわないので、ほぼ出したもん勝ちのような展開でした。
このゲームの見所は完成した偉人のへんてこさ加減ですね。イラストがリアリティのある絵画なので、余計におかしさが増します。6人まで対応しているので、みんなで盛り上がるゲームを遊びたいという人にオススメです。