先日、他の卓でのプレイが試みられたのですが、できなかったため(03月15日に遊んだゲーム)、今回リベンジすることに。
以前、一通りルールに目を通したことはありますが、実際に遊ぶのは初です。
アンドールの伝説
舞台はタイトルにもあるアンドールの国です。
危機にさらされている国を救うという内容で、指輪物語(ロードオブザリング)を思い浮かべてもらうと分かりやすいでしょう。
プレイヤーは勇者のうちのひとりとなり、みんなで協力して、任務の遂行を目指します。
協力してクリアを目指すので、プレイヤー間での争いはありません。
あらかじめルールを読まなくてもプレイ可能
このゲームのうりのひとつは、最初のシナリオがチュートリアルの役割を果たしてくれるということです。
通常、ボードゲームを遊ぶ場合は、あらかじめルールに目を通しておく必要があります。
特にルール説明を担当する人は念入りにルールを確認し、場合によってはサマリーやリファレンスなども作成します。
しかし、このアンドールの伝説では、事前の予習なしでゲームすることが可能です。
カードの指示に従うことで、ゲームのルールが理解できるような作りになっており、徐々にプレイヤーが選べる要素が増えていきます。
そのため、TRPGのようなゲームマスターも必要なく、プレイヤー全員で遊ぶことが可能です。
今回は、そのチュートリアルでもある「伝説1」を遊びました。
伝説1をプレイ
伝説1は前半と後半に分かれており、前半では移動の仕方を学びます。
後半に入ると戦闘が始まり、達成すべきミッションも登場します。
前半は難なくクリアしたのですが、問題は後半です。
先に結果をいってしまうと3回挑戦し、1度も成功できませんでした。
3回目の段階で「これは3人では無理じゃないか」と話がまとまったため、結局、そこでリタイアしました。
このゲームはいくつかのきっかけで物語が進行するようになっています。
物語が進行すると、新たなイベントが発生し、そのまま進みきってしまうとゲームオーバーになってしまいます。
物語は1日が経過した場合と、敵を倒した場合に進むのですが、厄介なのがこの敵を倒すと物語が進んでしまうという点です。
敵を倒すと報酬があるため、それを利用して、プレイヤーの攻撃力を上げることができます。
このゲームでは、ある程度攻撃力を上げないと、最も弱い敵にも勝つことが難しいです。
かといって、どんどん敵を倒していると物語が進んでしまうため、十分に強くなった頃にはゲームオーバーになってしまいます。
そのため、あまり敵を倒さないようにしなければならないのですが、城に敵が侵攻してしまうと、これもまたゲームオーバーになります。
また、伝説1ではストーリー上、長距離を移動する必要がでてくるのですが、その際、移動するプレイヤーが敵に接するとゲームオーバーになるルールが追加されるため、進行方向にいる敵を別のプレイヤーが排除する必要があります。
この辺りのバランスが何ともシビアで、倒すべき必要最低限の敵をしっかりと見極めなければなりません。
これを誤ると途中で「あ、これダメだ」と分かります。(2回目はそれでやり直しました)
イベントにより発生する敵の数は、プレイヤー数に関係しないため、恐らくプレイヤー数が多い方が楽になるのではと感じました。
人が増えれば単純に手数が増えるため、選択肢も広がるのではと思います。
恐るべきダイス運の悪さ
そして、今回なんといっても注目すべきは敵ダイスの目の凶悪さです。
アンドールの伝説では戦闘はダイスによって行われます。
攻撃力にダイスの数を足し、その合計値を比べて、差分がダメージとなります。
振ることができるダイスの数は、プレイヤーの意志力によって異なるのですが、使うことができるのは最も高い数字の目です。
そのため、多く振れば多く振った分だけ強くなるというわけでもありません。単に確率が高まるだけです。
また、敵のダイスはゾロ目になった場合、その数値を足すというルールがあるのですが、これがもう見事に出まくりました。
恐らく「6、6」のゾロ目がこの日、10回以上は出たのではないでしょうか。
「もしかして、いかさまサイではないのか……」という疑念も起こるほどです。
1回目の戦闘で瀕死になることもあり、それだけもうギリギリの展開を強いられました。
この辺りがもう少しマイルドならば、もっとスムーズにできたのではと思います。
次回に期待
今回遊んでみて、基本なルールは把握することができました。
これは前回と比べて大きな進歩です。
伝説1では、まだまだ登場しない要素も多く、ぜひそれ以降のシナリオも遊んでみたいところです。
その前にやはりこの伝説1をクリアしたいですね。
果たして3人でできるものなのでしょうか。
アンドールの伝説は拡張も発売されているので、そちらも気になります。