独自のカードのものから、トランプを使ったものまで、トリックテイキングゲームにはさまざなタイプがあります。そこで今回は、4つの目的別に分けて、それぞれオススメのゲームを紹介していきます。
まずはトリックテイキングの基本を学ぶ
ネイブ
トランプを使った切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。
1トリック1点なので、基本的には勝つことを目指すのですが、Jのカードを取るとマイナスになります。
どこで取って、どこで取らないかの見極めを学ぶのに最適です。
ただし、3人専用です。
ブラックレディ
トランプを使った切り札なし、マストフォローのトリックテイキングです。
カードにはマイナス点(ハートのカードとスペードのクイーン)しかないので、トリックを取らないことを目指します。
マイナス点を取らなかった場合のクリアルールもあり、それがあると逆転要素が高くなり、より盛り上がります。
ペッパー
切り札なし、マストフォローのトリックテイキングです。
こちらもトリックを取らないことを目指します。ただし、ペッパーカードを取らなければ、いくらトリックを取っても失点から逃れることができます。
ペッパーカードの扱いが独特ですが、3~9人までという対応人数の広さも魅力の1つです。
ビッドについて学ぶ
ウィザード
切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。
手札が1枚からスタートして、だんだんと枚数が増えていくため、トライアンドエラーでコツが掴みやすいです。序盤は山札が相当残るので、カウンティングがほとんど意味をなさないという特徴もあります。
自分の手札を見て、どのくらい勝てそうかというビッドの勘を学ぶのに適しています。
ファイブハンドレッド
トランプを使った切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。
もっとも強いビッドをした人がデクレアラーとなり、他のプレイヤーは協力してデクレアラーの目標達成を阻止します。
キティーとのカード交換や、手札を公開してプレイするオープンミゼールなど、さまざまな要素が詰まっているため、ある程度トリックテイキングに慣れた人向けのゲームです。
99(ナインティー・ナイン)
トランプを使った切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。
自分の手札を使ってビッドを行うという変わったスタイルです。ビッドに使用したカードはゲームで使えないため、どうビッドをするかが悩ましいです。
2~4人用ですが、3人で遊ぶのが主流です。
正体隠匿要素があるトリックテイキング
トリプルクラウン
トランプを使ったマストフォローのトリックテイキングです。切り札はゲームによってあったり、なかったりです。
配られたカードにより、各自の目標が決まります。誰がどの目標になっているのかはカードをプレイするまで分からないため、序盤は疑心暗鬼が続きます。
手札によって目標が決まるため、ビッドの相場がなかなかつかめないという人にもオススメです。
ブリスコラブジャルタ
トランプを使った切り札あり、メイフォローのトリックテイキングです。
デクレアラーのビッドによってパートナーが決まるのですが、そのカードをプレイするまで誰が味方か分かりません。
ルール上、ウソをついてもいいので「わたしがパートナーだよ」とみんなで積極的にアピールできます。
好きなカードが出せるメイフォローなので、マストフォローがあまり好きではない人にもオススメできます。
チーム戦を楽しむ
ロウボート
切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。
手札枚数がラウンドごとに変わったり、コンポーネントに砂時計が入っていたりする変わり種です。
2対2のチーム戦が遊べますが、専用というわけではなく、2人、3人でも遊ぶことができます。
ノブや色違いノブといった独自要素があるため、慣れが必要です。
ジキルとハイド
裏面が2種類ある、かなり特殊なトリックテイキングです。
自分の手番であっても、誰かを指名してカードを出させることができます。
イラストがストーリー仕立てになっているのですが、そのせいで文字が小さいという難点があります。
このゲームならではの要素が多く、ルールも独特ですが、また遊びたくなる魅力があります。
獅子と狛犬
2対2対2という6人専用ゲームです。
基本は切り札あり、マストフォローのトリックテイキングなのですが、プラスゲームとマイナスゲームの2種類があります。
自分が取った方がいいのか、パートナーに取らせるのがいいのか、相談なしで息を合わせるが重要なゲームです。