先日、終日3人でゲームをする機会がありました。
最初に、個人的におすすめの2人用ゲームアルルの丘(参照:アルルの丘の感想+自作スコアシート)をプレイしてもらいました。わたしはルール説明と、分からないことがあったときのアドバイスに徹していました。
2人とも、アグリコラ、カヴェルナなどの経験があるので、割とスムーズにプレイしていましたが、それでも説明込みで3時間ほどかかりました。
それから、3人でカヴェルナをして、次は何をしようということになり、せっかくなのでこの前買ったトランプゲーム大全の中から選ぶことにしました。3人がメインのゲームということで、99をやってみることに。
99(ナインティー・ナイン)のルール
使用するカード
2~5までを除いた36枚+ジョーカー
強さは、A、K、Q、J、10、9、8、7、6
ゲームの流れ
ディーラーは任意の方法で決め、以降は時計回りで交換していきます。
各プレイヤーに12枚ずつ配り、残った1枚は表にされ、切り札表示のカードとなります。
このカードが、ジョーカーか9だった場合は、切り札なしとなります。
手元に来ているジョーカーは、この切り札表示のカードとして扱います。
カードを確認したら、次はビッドです。
このビッドのやり方が非常に特徴的です。
手札から3枚のカードを選び、それを裏向きにして出します。
この際に出すカードがビッド数となり、この数ちょうどのトリックを取ることが目的です。
クラブ:3 ハート:2 スペード:1 ダイヤ:0
それぞれのスートは上記の数字として扱います。
たとえば、今回7トリック勝つと予想する場合には、
クラブ(3) クラブ(3) スペード(1)
または
ハート(2) ハート(2) クラブ(3)
のようにビッドします。
ビッドに使ったカードはトリックでは使いません。
全員のビッドが終わったならば、次はプレミアム・ビッドがあります。
プレミアム・ビッドは各プレイヤーに宣言する機会があります。
デクレア
ビッドしたカードを表向きにしてプレイします。
リビール
ビッドしたカードに加え、手札もすべて公開した状態でプレイします。
プレミアム・ビッドが有効になるのは1人だけなので、もしデクレアとリビールがあったならば、リビールが優先されます。同じ宣言があったならば、ディーラーの左隣のプレイヤーに優先権があります。
すべてのビッドが済んだならば、プレイ開始です。
通常のマストフォロートリックテイキングで、リードされたスートをフォローします。
ない場合には、どのスートのカードをプレイしてもいいです。もっとも強いのは切り札スートのより高い数値のカードです。トリックを獲得した人が、次のリードをします。
全12トリックが終わったならば得点計算になります。
得点
- ビッドが成功したかどうかに関わらず、獲得したトリック1つにつき1点
- ビッド成功が3人全員ならば10点ずつ 2人ならば20点 1人ならば30点
- デクレアが成功すれば30点 リビールが成功すれば60点
- もしプレミアム・ビッドが失敗した場合は上記の点数を他プレイヤーが獲得
これを9ディール繰り返し、もっとも得点の高いプレイヤーの勝利となります。
ナインティー・ナインを遊んだ感想
ビッドの仕方がなんとも悩ましいです。
勝てそうだがその数のビッドができない、負けそうだが高くビッドせざるを得ない。
こういった状況が発生します。
基本的にビッドした数は非公開なので、他プレイヤーがどれくらいを狙っているのかを探るのも楽しいです。
そして、今この記事を書いていて気づいたのですが、プレミアム・ビッドの扱いを間違っていました。
失敗した場合は、他のプレイヤーにそれぞれ入るのですね。確かにそうでないとリスクが低すぎますね。
この前は2戦したのですが、1人がプレミアム・ビッドをしまくり、それで勝っていました。
失敗時のリスクを考えると、そこまで連打できるものでもなさそうです。
それでも非常に楽しめたので、次回は、正式なルールでやってみたいと思います。