現在、入手困難な2人用ボードゲーム「アルルの丘」を連戦する機会がありました。
あまりにも選択肢が多いため、最初は何をしていいのか皆目見当がつかないゲームですが、遊んでいくうちに何となく「こうすればいいのかな?」ということが分かってきました。
アルルの丘 1戦目
わたしは1度プレイしたことがあるものの(参照:アルルの丘を初プレイした感想)、相手が初プレイなので、最初からすべてを確認します。ルールからアクションまですべてを説明し、実際に遊ぶまで1時間ほどかかりました。
改めて確認していくと、前回気づいていなかった要素などもありました。
さすがに1回やったくらいでは、すべてを把握できませんね。
そして、いざプレイ開始となったものの、何から始めればいいのか分かりません。
たとえば、アグリコラの場合、手数を増やすために家族を増やすことを指針とすることができます。
また、食料を確保するための準備などもあるでしょう。
アルルの丘でも食料供給はあるものの、大した量ではなく、そこまでナイーブになる必要もありません。
家族も最初から最後まで4人のため、それを増やすようなアクションもありません。
そうなると、いかにして得点を稼げばいいかということになるのですが、得点手段が非常に多様です。
初回のAAは収穫量を増やすために職人を選びました。
特別アクションにより、さらに職人を選び、1ターン目からブーストをかけます。
そうなると、こちらとしては収穫量に影響されないアクションを選ばざるをえません。
「入植者」で馬を得つつ、湿原を裏返します。
これが以降のゲームの流れを決めました。
AAは道具をどんどんアップグレードしていき、収穫量を増やしつつ、得点を稼ぎます。
わたしは盤面を埋めつつ、旅に出して得点を稼ぎます。
結果、81.5対76.5と、1回の経験差がありつつも負けてしまいました。
敗因は納屋にある機材の得点差ですね。
1回目はルール説明を含め、2時間40分ほどかかりました。
ルールが把握できたところで2戦目へ突入です。
アルルの丘 2戦目
前回建てた建物がまったく活かせなかったので、今度はよく吟味してから建てるようにしました。
そこで選んだのが深緑色の建物の「大工の工房」です。
この建物は4食料とレンガ1で、いつでも小屋を馬屋に変換することができます。
これにより、早々に馬屋を3つ建てきり(馬屋タイルは3つしかありません)、家畜を殖やして得点を稼ぎます。
馬屋は同じ種類の家畜を4頭入れておくことで2頭ずつ繁殖します。
さらに森林を公園にしつつ、盤面もどんどん埋めていきました。
AAは前回同様、職人でアップグレードをしつつ、盤面を埋めていきます。
結果、99対89と今回は勝利しました。
3ケタまで、あと一歩というところでした。
▲ドイツ語版のスコアシートだと見ても全然分からないので、日本語化してみました。
アルルの丘を連戦しての感想
やはりこれは面白いですね。
2人用ゲームとしてベストといっても過言ではないかもしれません。
もちろん、ある程度ボードゲームの経験があることが前提ですが。
ルールさえ分かってしまえば、1時間ほどでプレイできるということが分かったので、十分にリプレイ性も高いです。
まだまだいろいろな戦略が考えられますが、初手は「職人」か「入植者」というのが現時点での考えです。
「職人」をアップグレードしておくと、道具マーカーを進めやすくなるので、やるならば先にやっておいた方がいいかと感じました。
建物は、
深緑色7枚から4枚
黄色5枚から2枚
橙色6枚(毎回すべて)
青色6枚から2枚
赤色3枚(毎回すべて)
と選ばれるので、それによりゲームの展開が変わります。
これにより毎回同じような展開にもなりにくいですね。
カヴェルナに比べれば建物数は全然少ないですが、そもそもアクションの選択肢が多いため、まだまだ遊びきれる感じではありません。
というか、建物はまだ全然把握できていません。
これからしばらく繰り返して遊びたいですね。
なお、どれほどのニーズがあるのか分かりませんが、自作スコアシートも公開しておきます。
A4に3×5なので、15回分のゲームを記録することができます。
自分は切って使っています。
アルルの丘スコアシート(PDF) ※DropBox経由です。
アルルの丘に関する記事
⇒アルルの丘連戦 勝利点が3ケタへ
⇒アルルの丘の注目すべきアクションと建物
⇒ソロプレイから考えるアルルの丘 戦略