ウントチュース!は、2位になることを避ける4~6人用のカードゲームです。シンプルなカードゲームですが、作者はブラスや蒸気の時代、数エーカーの雪などを手がけたマーティン・ワレスです。
ウントチュース!について
カードは1~15、それから-5と-10があります。
すべてをシャッフルして各自に手札を配ります。
手札枚数は人数によって異なります。
その後、山札からプレイ人数-1枚のカードをめくって並べます。これが勝利点カードになります。
ゲームでは全員同時に手札から1枚のカードを公開します。
数字を比べて、もっとも小さい数字のプレイヤーは、もっとも小さい勝利点カードを獲得してゲームから抜けます。獲得したカードは他のカードと混ざらないようにプレイヤーカラーのカードの下に入れておきます。
再び同じように一斉にカードを公開するのですが、今度は出したカードの合計値で競います。同じようにもっとも小さかったプレイヤーがもっとも小さい勝利点カードを獲得します。
数値が一緒だった場合は、そのプレイヤーたちだけでさらにカードを出していきます。
これを繰り返して行くのですが、最後の2人になったら、数字が大きい方のプレイヤーがカードを獲得します。
つまり2位の人だけ何も獲得できません。
最後のプレイヤーがカードを獲得したら、再び山札をめくって勝利点カードを補充します。
これを山札がなくなるまで行い、もっとも勝利点が多いプレイヤーの勝利です。
ここまできたら行くしかない
2位だけが損をするめずらしいゲームです。
そのため、早めに見切るか、最後まで突っ張り通すかがポイントになってきます。
山札と手札で一緒のカードを使うのも面白いポイントで、途中でマイナスを出すことで勝負から引くことができます。その辺の駆け引きも熱いですね。
今回は4人で遊んでみましたが、手札運に恵まれず、マイナスカードを避けられませんでした。結果、自分だけが結構な差をつけられて大敗しました(笑)
簡単なルールで盛り上がるお手本のようなカードゲームです。
1997年に登場し、2013年に日本語版が発売されました。
残念ながら現在はまた入手困難になっています。
定番になりうるゲームなので、再販されればうれしいですね。
タイトルの「ウントチュース」は「そして、さようなら」という意味です。残された2位のプレイヤーにかけてあげましょう。