この前(参照:アルルの丘の感想+自作スコアシート)に続き、再びアルルの丘を連戦しました。
やはり面白いですね。2人用のゲームの中でも、かなり濃密な時間が過ごせます。
要素が多いため、誰にでも勧められる訳ではありませんが、アグリコラ、カヴェルナが好きな人ならばまずハマると思います。
アルルの丘 1戦目
建物はランダムで選びました。
前回活躍した大工の工房(いつでも4食料、1レンガで小屋を馬屋にできる)があったので、初めから家畜を重視する作戦で。
序盤から羊、牛を取っておくと食料供給がだいぶ楽になりますね。これをきっちり集めると、2回目の夏からはこれだけで供給がまかなえます。
しかし、さすがに相手も前回と同じ流れを許す訳なく、早々に馬屋を1つ建てます。
馬屋タイルは3つしかないため、これで前回ほどの爆発力が止められる形になりました。
そのため、小屋を複数建てて、あくまで家畜の増産に力を注ぎます。
対する相手はホームボード上の得点を稼ぎます。
結果は99対88で負けてしまいました。
前回、99対89で勝ったので、ほぼ入れ替わった形です。
この前も思ったのですが、納屋にある機材の点数が大きいですね。
できればここの点数を2ケタにしておきたいところです。
ちなみにこのときは、自分が2点で相手が12点でした。
家畜は9頭8頭8頭で24点でした。
(もっとも少ない家畜×2 次に少ない家畜×1 もっとも多いものは得点になりません)

アルルの丘 2戦目
建物は前回選ばれなかったものを使いました。
深緑色の建物のラインナップがあまりよくなく、結局2人ともひとつも使いませんでした。
そういうこともあり、どれを主軸にして考えればいいのか迷うゲームでした。
双方、どれかに特化する訳ではなく、満遍なく得点を稼ぐ展開に。
はっきりとした指針がないため、お互いに「本当にこれでいいのか?」と自問自答しながらゲームを進めました。
結果は、103.5対100.5で負けてしまったものの、お互いにハイスコアを更新しました。
双方3ケタに突入です。
2人とも得点計算をして驚きました。
お互い、ゲーム中は「今回は最低得点になりそうだ」と思っていたので。

特化型よりバランス型の方がいいのかも
今までは、どこかのジャンルを特化させるというのが方針でしたが、この結果を受けて、万遍なく得点を稼いだ方が結果として高得点につながるのではと感じました。
というのも、一極集中しても、そこまで得点差が広がらないイメージがあります。
むしろ特化させることで、どこかが欠けてしまうと、その得点差の方が広がってしまいます。
そう考えると、まず満遍なく稼ぐことが前提なのではという感じがしますね。
アクション考察
今回のゲームで強いなと感じたのが、冬のアクションの牛商人です。
このアクションは、2穀物、羊1、さらに牛1か馬1を得ます。
1ラウンド目からいって十分にアリかもと感じさせる強さでした。
家畜を殖やすには必須のアクションだと思います。
逆に意外な結果となったのが木こりです。
木こりは、持っている斧1ごとに丸太1を得ます。
アクションとしては強いと思うのですが、職人によって道具マーカーをあげても得点になりません。
職人により道具マーカーをあげるのは収穫量を増やすのと得点を稼ぐのが目的です。
たとえば、パン職人のオーブンは、1点⇒5点⇒7点と道具マーカーをあげることで、かなりの得点を稼げます。
コストがレンガ1と重いですが、それでも十分にあげる価値があります。パン職人のアクションを使う予定がなくても5点までは取っておきたいところです。
今回の2戦目は奇しくも2人ともが木こりの道具マーカーを一切あげませんでした。
わたしは森林官による森林タイルで、相手は丸太商人のアクションで丸太を集めていました。
もちろん他のアクションでも丸太を獲得していましたが、木こりのマーカーはあげなくても大丈夫と分かりました。
ちなみにゲームをしている際は、「やっぱり木こりあげた方がいいな。絶対その方が楽だ」とお互いに言っていました。
しかし、この結果を受けて「得点につながらない道具マーカーは、そこまであげなくてもいいのでは」と思い始めています。
もちろんケースバイケースなので、それが絶対というわけではないでしょうが、せっかく道具マーカーをあげるなら得点を伴う方がいいと感じました。
アルルの丘 感想
やはり2人用ゲームとして、ベストの感じはあります。
ぜひ日本語化して欲しいものです。
今回でプレイ回数が5回となりましたが、まだまだいろいろ試してみたいですね。
アルルの丘に関する記事
⇒アルルの丘の感想+自作スコアシート
⇒アルルの丘の注目すべきアクションと建物
⇒ソロプレイから考えるアルルの丘 戦略