ボードゲーム

[ボードゲーム] ケイラス 紹介

[PR]記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ケイラスは2005年に登場したワーカープレイスメントというジャンルのゲームです。多言語版が日本でも販売されていますが、ボードやタイルに言語依存はありません。

ケイラスについて

今やたくさんのワーカープレイスメントが出ていますが、ケイラスはその中でも古い部類に入ります。

現在ワーカープレイスメントの代名詞的存在のアグリコラが2007年の登場なので、それよりも2年前に出ています。

ワーカープレイスメントとは、簡単に説明すると、ワーカーと呼ばれるコマをボード上に配置することで、その効果を得られるゲームです。

たとえば、ケイラスならば木材のアイコンが書いてある場所に自分のワーカーを配置することで、木材を得ます。

ただし、ケイラスの特徴は、効果が発動するのが置いた瞬間ではないというところにあります。

ケイラスには、監督官というコマが存在します。

これは誰かプレイヤーのコマではなく、システム上のコマです。各プレイヤーはお金を払うことでこのコマを前後させることができます。

プレイヤーは、まず手元のワーカーを順番に1つ1つ配置していきます。

全員が配置し終えたならば監督官のコマを動かしていきます。もし、自分が配置したワーカーが監督官よりも前にあると、その効果は発動しません。

置ける場所は先に行けば行くほど、効果が強力になります。

しかし、先に行けば行くほど、効果を得られなくなる可能性も高まります。

この辺りのジレンマがケイラスの醍醐味です。

ケイラスのリプレイ性

ケイラスでは、毎ゲームすべての建物タイルを使用します。

あらかじめボード脇にタイルが並んでおり、適切なコストを支払えば購入することができます。(カヴェルナと同じような感じです)

そのため、展開の豊富さという意味ではそこまで多様ではありません。

では、ゲームが毎回単調かというと、そういうわけでもありません。

むしろ、遊ぶ人によってかなり展開が変わります。

というのも、先ほどの監督官のコマによって、ゲームの終了ターン数までもが変わってくるため、「人に資材を取らせたくない!」という人が多いと、終了までに時間がかかりますし、「みんな仲良く資材取っていこうぜ」という人が多いと、終了までの時間が短くなります。

また、「自分が損をしてでも相手に得させたくない!」という人がいると、どんどんゲームが混沌としていきます。

またおれのワーカーが何もせずに帰ってきたよ……。

この辺り、遊んでいて性格がでるので、とても面白いです。

ワーカープレイスメントに興味がある人には、ぜひ1度遊んで欲しいゲームです。

2~5人用ですが、3人か4人で遊ぶのがおすすめです。

タイトル Caylus
発行年 2005年
プレイ人数 2~5人
プレイ時間 60~150分
デザイナー William Attia
BGGリンク Caylus | BGG
[ボードゲーム] ワーカープレイスメント特集ボードゲームのメカニクスの1つとしてワーカープレイスメントがあります。ワーカーと呼ばれるコマを配置して、そのアクションを実行することを繰...
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。