イスタンブール:ダイスゲームは、イスタンブールのダイス版です。拡張ではないので、これ単体で遊ぶことができます。イスタンブールでは商人コマを移動させてお金や資源を集めましたが、こちらではダイスによって同様のことをしていきます。
イスタンブール:ダイスゲームについて
イスタンブールと同じようにルビーを5つ集めたプレイヤーの勝利です。
ルビーを得る方法はいくつかあります。
- 同一資源を一定数以上集める
- 異なる資源を一定数以上集める
- お金を一定数以上集める
- 一定枚数のタイルを獲得する
資源・お金を消費することで、ゲームボードからルビーを獲得します。イスタンブール同様、支払わなければならないコストはだんだん高くなっていきます。
手番では、ダイスを振ってから、2アクション行います。
ダイスはオリジナルのもので、4種類の資源+お金+カードが面になっています。5つのダイスを振り、その目の組み合わせでアクションを行います。
たとえば、香辛料+香辛料の目を使うと、香辛料トークン1つを得ることができます。お金の目は1つで2金なので、3つの目を使って、6金得るといったことができます。どの組み合わせで何ができるかは各プレイヤーにリファレンスがあります。
また、各ダイス目はそれぞれ資源として、そのまま使うことができます。
同一資源を使ってルビーを得るためには初め4つが必要です。この4つを支払うのに果物の目3つ+果物トークン1つといった感じで4つを支払うとボードからルビーが得られます。このルビーを取るのもアクションに含まれます。
ボード横にはタイルとカードがあります。
タイルはいわゆる継続効果で、たとえばお金のタイルだと手番が始まったときに3金もらえます。ダイスのタイルだと振るダイスの数が増えます。タイルのコストはタイルの上に描かれています。
カードは即時効果で、引いた人だけでなく、全員に効果をもたらすものが多いです。当然のことながら引いた人が優遇され、「引いた人は4金もらう、他は香辛料を支払えば4金もらえる」といった感じに効果が異なります。イスタンブールと異なり、手札として持つことはできません。
手番では2アクションを使い、トークンを得る、お金を得る、タイルを得る、カードを使う、ルビーを得るといったアクションを行っていきます。
これを繰り返し、初めに5つのルビーを集めたプレイヤーの勝利です。
イスタンブールのテイストが色濃く残る
システムは全然違うのですが、イスタンブールのテイストが強く残っています。
ダイスによる運は大きいですが、「あの人があれを集めるならば、自分はこっちを」といった感じで、違う方向性を探っていく感じが、イスタンブールっぽいです。
支払うコストはだんだん高くなっていくので、どのタイミングでルビーを獲得するかが重要です。まずはタイルを取って地盤を固めていくか、ダイス目に賭けてチャレンジングにいくかで方針が変わってきます。
複雑な処理はなく、カードやタイルに言語依存もありません。ただし、すべてがアイコンになっているので初見では分かりづらいものもあります。
やるべきことは分かりやすく、誰がリードしているかも一目瞭然なので見通しがいいです。ダイス目によっては即座にルビーを獲得できることもあるので盛り上がります。また、ボードが1枚しかないので、それほどスペースも取りません。
ダイスを使ったゲームが好きな人にオススメのゲームです。