ウヴェ・ローゼンベルクファンならば遊んでおきたいローランドと、最近日本語版が出たばかりのタージ・マハルを遊びました。
ローランド
個人ボードのマスの感じがアグリコラやカヴェルナを思わせます。
しかし、実際に遊んでみるとだいぶプレイ感は異なります。
ワーカープレイスメントの大きな特徴であるアクションスペースの奪い合いがないため、全員が好きなように行動することができます。
アクションスペースはゲーム開始から終了まで5種類のままなので、何をすべきかは初回のゲームから分かりやすいです。
ワーカーにはアクション値が割り振られており、たとえば「3」のワーカーだと柵を3本置けたり、羊を3頭まで売買できたりします。
このアクション値は資源カードを引くことに割り振ることができます。
たとえば「4」のワーカーを使ったときに、2本の柵を作り、2枚資源カードを引くということができます。この割り振りにより、アクションをしながら資源を得ることができるのでアクション値を無駄なく活かせるようになっています。
ローランドのポイントは堤防と羊の価値が上下することです。
そのため、堤防を重視するプレイヤーと羊を重視するプレイヤーの思惑がぶつかるため、自然とインタラクションが発生するようになっています。誰がどういった意図で動いているのかを見つつ、相場をよく観察しなければなりません。
一緒に遊ぶメンバーによって、かなり展開が変わってきそうなゲームです。
ペーパーテイルズ
わたし以外の3人はヴォーパルスを何度も遊んでいますが、ペーパーテイルズはまだ遊んでいないということだったので、こちらを遊んでみました。わたしは逆にヴォーパルスが未プレイでペーパーテイルズは何度か遊んでいます。
やはり細かいところでいろいろ変わっているようで、何度か確認が必要でした。
戦争以外の得点が伸びず、なかなか苦戦しました。
タージ・マハル
ちょっと独特な競りなので、初めはピンときていなかったのですが、だんだんとどういった動きをすればいいのかが分かってきました。
先に下りた方がメリットが多いというのが変わっていますね。
12エリアをどの順番で競るかはあらかじめ分かっているので、ここは控えて、あそこで勝負といった計画が立てやすいです。
コンポーネントの立体感はゲーム上ほとんど必要ないのですが、あくまで雰囲気のため、といった感じでしょうか。
大聖堂カードゲーム
もう1つくらい軽いゲームをやりたいということで、大聖堂カードゲームを遊びました。
メイフォローで、トリックに勝つのはカードをプレイした人ではなく、最高値のカードの色のプレイヤーというゲームで、一般的なトリックテイキングのルールとはかけ離れています。
カードには資源カードと得点化カードがあり、それをセットで獲得しないと得点化できません。たくさん資源を集めたけれども得点化できないということもよくあります。
そのため、誰に何のカードがいったかを覚えておくのが重要で「あの人にだったら、このカードを渡しても大丈夫か」という判断が必要になります。
久しぶりに遊んだので、特殊カードの役割がイマイチ把握できておらず、途中でやり直させてもらいました。
カードに多少の言語依存はありますが、イラストでだいたい分かってくるので、簡単なリファレンスがあればわざわざ日本語化するまでもなさそうです。
かなり独自性がある小箱ゲームなので、機会があれば入手しておきたいところです。