この日はザ・トリテ、マシュマロテスト、2つのトリックテイキングで遊んだ後、ワーカープレイスメントの代表作の1つである大聖堂で遊びました。大聖堂はワーカーが袋から引かれた順に配置できる、かなり独特なシステムでした。
ザ・トリテ
マストフォロー練習トランプを使った協力型トリックテイキングゲームです。マストフォロー練習トランプは背面の色がスートごとに違うため、誰がどのスートを持っているかが分かります。
ゲームの目標は、各自が決められたトリック数を獲得し、なおかつ最後に残った1枚のスートが全員異なることです。
4人で遊ぶ場合は、それぞれが6・4・2・0トリックになることを目指します。
ゲーム中はランク(数字)に関すること以外ならば相談可能です。たとえば、「そのスートから出して」「このトリックを取って」といった内容ならば言うことができます。
各自がどのスートを持っているかが分かっているため、感覚としてはパズルに近いです。
「この人が取って、次にあの人が取る、そうするとこれが残って……」ということを考えながらゲームを進めていきます。
相談できるため、難易度はそこまで高くはなく、今回は2回目で成功させることができました。
リメイクが予定されているため、どのような仕上がりになるのか楽しみです。
うちばこやから、S.Andoさんの「ザ・トリテ」を改題し、「Bremen」を出版します🐈
お互い持っているスートが見える配牌で切り札有マストフォローのトリテを行い、話し合いながら、
・規定勝利数
・最後の残り札のスートを全員別にする
を目指す協力トリックテイキングです。#uchibacoya#boardgame https://t.co/snnc6Z68o6 pic.twitter.com/LtxqA7xnpB— uchibacoya piece (@uchibacoya) October 19, 2020
マシュマロ・テスト
ブードゥープリンスのリメイクにあたるトリックテイキングゲームです。元々あった特殊効果がなくなり、すべてが数字だけのシンプルなカード構成になりました。
規定トリック数を取るとゲームから抜け、その際に、自分以外が獲得しているトリック数の合計が得点になります。そのため、できるだけ後から抜けたいところですが、最後まで残ってしまうと0点になってしまいます。
この日は4人で遊んだため、3トリック獲得するとゲームから抜けることになります。
最後まで残った人が次の切り札スートを決め、誰かが20点に達するとゲーム終了です。
新しいトリックテイキングになるほど、ルールは複雑になりがちですが、マシュマロテストは非常にシンプルなため、トリックテイキングの導入としてもちょうど良さそうです。
何人で遊ぶ場合も使用する枚数が変わらないので、準備の際に抜いたり加えたりしないのも遊びやすいポイントです。
大聖堂
ワーカープレイスメントの代表作の1つということは知っていたのですが、今回初めて遊ぶことができました。
資源を集め、それを職人で得点化していくのが主な流れです。
以前、大聖堂カードゲームは遊んだことがあったのですが、あちらも資源を集めて、職人で得点化だったので、かなり再現度が高いことが分かりました。
変わっているのがワーカーを配置する順番で、袋から引かれた順にワーカーを配置していきます。そのため、完全にランダムで同じ人が連続して手番がくることがありますし、全然自分の手番が来ない場合もあります。
ただし、ワーカーを配置する場合はコストが必要で、その金額は後になるほど安くなっていきます。
そのため、競りのような感覚が必要で「このコストなら置く(置かない)」といった見極めが重要になります。
さまざまなワーカープレイスメントを遊んできましたが、順番が完全にランダムというのは初めてでした。
コストは7金から1金ずつ減っていき、最終的に無料になるのですが、その頃にはいいアクションは残っていません。そのため、手頃な値段でそれなりのアクションを選びたいところですが、その辺は完全に運任せになります。
決してバランスがいいとは思いませんが、このゲームならではの独特なプレイ感があります。また、ラウンドマーカーでしかない大聖堂の積み木も見所です。