この日はいつもより開始時間が早かったため、思い切ってスルージエイジズをやってみました。4人中3人は戦争なしの「平和なゲーム」で遊んだことがあり、1人は初プレイです。
スルー・ジ・エイジズ
今回は戦争などのルールを取り入れたフルゲームです。前回遊んだのが2016年の夏ということもあり、すべてのルールを順番に説明していきました。
まず準備とルールの説明に1時間ほどを費やし、そこからゲーム開始です。
スルージエイジズを遊ぶ際、さまざまな注意すべき点があります。しかも、そのどれもが致命傷になる可能性があり、プレイ中も何度か確認しました。
その1つが幸福度です。
これを満たさないことには人口が増やせません。下手に人口が増えると資源や食料が生産されなくなるため、大ダメージになります。しかも、注意していてもイベントによって、うっかり人口が減らされることもあり、油断なりません。
もう1つが科学力です。
科学力を増やさないと、カードがプレイできないため、なかなか自国が発展していきません。ある程度毎ターンでるようにしておかないと、どんどん差が開いてしまいます。
そして軍事力です。
軍事力はこのゲームにおけるカナメです。これを疎かにすると、勝つことは不可能です。スルージエイジズにおける戦争は、軍事力の差分だけ相手から得点を奪うことになるので、いくらそれまでにリードを広げていても、簡単に追いつくことができます。
軍事力が開きすぎると、ただただ得点を奪われ続けるだけになるので、もはやゲームになりません。
6時間の果てに
というわけで、時代3までプレイしたのですが、ここで降伏宣言があり、ゲーム終了となりました。
軍事重視の国からの宣戦布告で、軍事力をあげるカードを取れなかったプレイヤーが、そこからもはや略奪され続けるだけということが分かり「これはもういいだろう」ということになりました。
それまで4~5時間かけて育てあげてきた国家を崩壊させられることを知ったプレイヤーは強くショックを受けていました。確かに気持ちは分からないでもないです。
文明系のゲームはいろいろありますが、中でもスルージエイジズは直接攻撃の要素が強く、人を選びます。一度軍事力に差がついてしまうと、そこから挽回するのはかなり困難で、手札の状況によっては逆転不可になります。あとはただ自分の得点が奪われ続けるのを傍観しているしかありません。
軍事力の重要性については何度か話していたのですが、それでもこうなってしまうので、なかなか厳しいですね。
スルージエイジズは非常に完成度が高いゲームで、ハマる人は間違いなくハマるゲームだと思います。
たとえば、シドマイヤーズシヴィライゼーションやネイションズなどは拡張を加えて完成だと思っているのですが、スルージエイジズはこれ単体で完成しています。
しかし、ルールに降伏が明記してあるほど厳しいゲームであることも確かで、恐らく今回のメンバーで遊ぶことはもうないでしょう。それほどに一方的な終わり方でした。
あとは単純に4人だと時間がかかります。
面白いゲームなのは確かなので、次回はメンバーを変えて、2人や3人で遊んだ方がいいかもしれません。