ブリスコラ・キアマタは5人用のトリックテイキングです。(4人でも一応遊ぶことはできます)ビッドによりパートナーを決め、2対3、または1対4で争います。プレイ中に誰が味方か分かるので、相手のカードの出し方をよく見ておく必要があります。
ブリスコラ・キアマタについて
使用するカード
通常のトランプから10と9と8を抜いたもの。ジョーカーは不使用。
カードの強さ
強い A 3 K Q J 7 6 5 4 2 弱い
カードの得点
A 11点 3 10点 K 4点 Q 3点 J 2点 その他 0点
ゲームの流れ
カットして一番弱いランクのカードを引いたプレイヤーが最初のディーラーになります。ディーラーは反時計回りで交代します。
カードを4枚ずつ2回配ります。各自の手札は8枚です。
ディーラーの右隣から反時計回りにビッドを行います。ビッドで宣言するのはカードのランクです。一度宣言されたら次のプレイヤーからはそれよりも弱いランクでビッドする必要があります。ハードパスなので、一度パスした人はそれ以降ビッドに参加できません。これを繰り返し、最後にビッドした人がデクレアラーになります。
全員がパスをした場合はそのディールを行わず、カードを配り直します。
デクレアラーは切り札のスートを決めます。このとき、先ほどビッドしたランクの切り札を持っている人がデクレアラーのパートナーになります。ただし、そのカードを出すまでは口外してはいけません。もし、そのカードをデクレアラー自身が持っている場合は、パートナーなしで1対4で戦うことになります。
一般的なマストフォローのトリックテイキングですが、プレイは反時計回りです。
すべてのトリックを行ったならばそれぞれのチームの得点を合計します。デクレアラー側が61点以上取れば勝利です。
- デクレアラーが1人で勝つ +4点
- デクレアラーが勝つ +2点 パートナー +1点 他 ー1点
- デクレアラーが1人で負ける ー4点
- デクレアラーが負ける ー2点 パートナー ー1点 他 +1点
- デクレアラー側がすべてのトリックを取って勝つ 上記の得点が2倍
これを繰り返し、最初に11点を取ったプレイヤーの勝利です。
本当に11点取れるの?
ルール通り11点を目指したのですが、これは相当な時間がかかります。実際に遊ぶ場合はラウンドを決めて遊んだ方がいいかもしれません。
マイナス点があるため、なかなか合計点が増えず、今回は10Rやって終わりにしました。結果、1時間20分ほどやって3対1対0対ー2対ー2と、とても11点に届きそうな展開ではありませんでした。
説明を読んでピンときた人もいると思いますが、簡単にいってしまうとマストフォローのブリスコラ・ブジャルダです。やはりトリックテイキングに慣れている人からするとメイフォローよりマストフォローの方がやりやすいと思います。
プレイしながらパートナーが誰かを探る独特な楽しさが味わえる上、全トリックによる逆転要素もあるため、5人用ではオススメのトリックテイキングです。