「カルナック」は2人用のアブストラクトゲームです。メガリスと呼ばれる直方体を置いていき、相手よりも多くのドルメン(自分のシンボルのかたまり)を作ることを目指します。
カルナックについて
ゲームボードは両面仕様になっています。さらに片面は2つの広さが選べるため、全部で3つのボードを使うことができます。
他に28個のメガリスを使用します。メガリスは1×2の長方形で、面の組み合わせはすべて同じです。(赤1・白1・赤2・赤2・白2・白2)
各プレイヤーは赤か白、どちらかを自分のシンボルとします。
ゲームの流れ
手番プレイヤーは好きなマスにメガリスを立てた状態で配置します。
相手プレイヤーはそれを倒すかどうかを選択します。
倒す場合
置かれたメガリスの位置を変えずに、上下左右のいずれかに倒します。そうすると、立てた状態で置かれていたマスが空きます。
他のメガリスの上に重ねたり、ボードからはみ出したりはできません。
倒さない場合
手番プレイヤーが再びメガリスを好きな位置に立てて置きます。
それに対して相手はまた倒すか倒さないかを選びます。
メガリスを倒せない場合
置き方によってはメガリスを倒せないことがあります。
この場合は、相手プレイヤーに手番が移ります。
ゲームの終了
ゲームの終了条件は以下の2つです。
- すべてのメガリスが置かれた
- 置ける場所がなくなった
ドルメンの数が多いプレイヤーの勝利です。
3つ以上の同じシンボルのかたまりです。角ではなく、辺が接しているとドルメンになります。ボードを上から見て、ドルメンが何個あるか数えます。同点の場合は、より大きいドルメンがあるプレイヤーの勝利です。
メガリスを置いてドルメンを作る
ドルメンをたくさん作るのが目的で、大きくするわけではないのがポイントです。
ルール説明からプレイ終了まで20分ほどでした。持ち主から「よくわからないんですよね」と前置きがあったのですが、確かによくわかりませんでした(笑)
まず、交互にコマを置くわけではないところが変わっています。
こういったアブストラクトゲームの場合、交互に手番を行うのが一般的です。
カルナックではコマを倒せば交代しますが、倒さないとずっと同じプレイヤーが置き続けることになります。
同じプレイヤーの手番が続くのは有利な感じがしますが、そうでもないところが独特です。
わたしは自分の面が多くなるように置いていったのですが、最終的に全部つなげられてしまい、ドルメン1つで終わってしまいました。
自分の面が多く見えていると優勢な感じがしますが、まったくそういうわけでもありません。できればぶつ切りになるように、分断して置いていく必要があります。
もちろん相手も同じ盤面を見ているわけですから、そう上手くもいきません。
ルールは決して難しくないのですが、どうすればいいのかがわからず、宇宙人に謎のゲームを遊ばされている感覚になりました。
コンポーネントの雰囲気がよく、奥深さも感じられるのですが、面白さを理解するまでには回数をこなす必要がありそうです。
アブストラクトゲームが好きな人は、ぜひ一度遊んでみてほしいです。
タイトル | Carnac |
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発行年 | 2014年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 20分 |
デザイナー | Emiliano “Wentu” Venturini |
BGGリンク | Carnac | BGG |