「マグノリア」は2~5人用のカードゲームです。3×3になるようにユニットカードを配置していき、自分の王国を築きます。縦横に同じ種類のカードをそろえるとボーナスが入ります。
マグノリアについて

VPボードと戦力ボードをテーブル中央に置きます。各プレイヤーは自分の色を決め、プレイシート、サマリーシート、マーカー、初期資金の5金を受け取ります。
王国カードをシャッフルして、各プレイヤーに初期手札として5枚ずつ配ります。
1ラウンドは6つのフェイズで構成されます。
ゲームに手番はなく、同時進行で進みます。
ラウンドの流れ
1.ドローフェイズ
手札から好きな枚数を捨て、5枚になるように補充します。
2.配置フェイズ
以下のいずれかを選びます。
- カードを2枚プレイする
- カードを1枚プレイして、1金獲得する
- 2金獲得する
カードは3×3におさまるように配置します。すでに場にカードがある場合は、いずれかの辺が隣接するように置きます。
カードを配置したとき、種族か職業が縦か横一列にそろうとボーナスが発生します。何がもらえるかはカード下部に書かれています。
3.戦争フェイズ
各列の1番前のカードの戦力を合計し、もっとも高い人が戦争によるVPを獲得します。
4.発展フェイズ
カード効果で技術点や信仰点を獲得します。
5.収入フェイズ
基礎収入3金+カード効果による追加収入を獲得します。
6.VPフェイズ
カード効果によるVPを獲得します。
ゲームの終了
ラウンド終了時、以下のいずれかを満たすとゲーム終了です。
- 40VP獲得した
- 9体ユニットを配置した
3金につき1VPを加算し、もっとも合計点が多いプレイヤーの勝利です。
「もう1回!」となるゲーム

カードを配置すれば、あとはほとんど自動処理のため、かなりテンポがいいです。
各カードは1つか2つの能力を持っており、ボーナスも2種類あるため、どこに何を置くかがとても悩ましいゲームに仕上がっています。
今回は2人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで40分ほどでした。初回でしたが追加目標カードも入れています。
1ラウンドに2枚まで置け、9枚配置で終わりのため、最短5ラウンドで終了します。(その前に40点になる可能性もありますが)
短時間で戦力や収入がぐんぐん上がっていくので手軽に拡大再生産が楽しめます。
カードの種類は多いですが、ほとんどが単純な効果なので、テキストを読み込む時間もそれほどかかりません。
今回は2回遊んだのですが、どちらも接戦になりました。勝敗の決め手がボーナスの有無だったため、その辺を踏まえたプレイングが必要になりそうです。
戦争はありますが数字を比べるだけなので、相手を攻撃する要素はありません。そのため、インタラクションは薄めです。
追加目標カードは早取りのため、ある程度ゲームに慣れている人ならば、初回からでも入れたほうがよさそうです。
テンポよく遊べるため、思わず「もう1回!」となってしまうゲームです。
タイトル | Magnolia (マグノリア) |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
デザイナー | Masato Uesugi |
BGGリンク | Magnolia | BGG |