チャイナタウンは交渉をメインとした3~5人用のボードゲームです。土地の権利やお店のタイル、お金などあらゆるものを交渉材料にして、より多くのお金を集めることが目的です。
チャイナタウンについて
チャイナタウンのゲームボードは6つの区画に分かれており、それぞれのマスに数字が書いてあります。
ゲームは6つのフェイズに分かれています。
- 建物カードを配る
- 店舗タイルを引く
- 交渉
- 店舗タイルの配置
- 収入の獲得
- 年表示マーカーの移動
建物カードには数字が書いており、その場所に建物を建てる権利を得ます。店舗はレストラン、飲茶、ランドリーなど12種類あり、種類によって最大規模が異なります。建物が大きくなればなるほど、得られる収入も大きくなります。
このゲームの面白いところは交渉(トレード)の部分です。
このフェイズは、好きにやってください。
と説明書に明記してあり、本当にいろいろなことができます。
手番順もなく、好きなタイミングで好きな人に交渉を持ちかけることが可能です。唯一できないのは1度建てた建物タイルを外すことができないくらいで、その他は自由に交渉できます。
たとえば、「そのタイル、20,000で売って」「この場所とこの場所交換しない?」「このタイルと30,000あげるからその場所ちょうだい」などなど、交渉の組み合わせも自由です。
全員が納得できるまで交渉を行ったら店舗タイルを置き、その数に応じて収入を得ます。
これを6ラウンド繰り返し、もっとも所持金が多いプレイヤーの勝利です。
相場の見極めが重要
相場がはっきり決まっているわけではないので、状況に応じた柔軟な交渉が重要になります。どのくらいの値段をつけるかはプレイヤー次第です。
先日、久しぶりに5人で遊びました。
わたしは序盤の引きが悲惨で、建物カードも店舗タイルの組み合わせを見て、他のプレイヤーが同情するほどでした(笑)しかし、何とか交渉で上手くやりつつ序盤を耐え、中盤ではそれなりに引きもよくなってきて、段々と他のプレイヤーに追いついていきました。
チャイナタウンではお金は非公開情報なので、終わってみるまで自分がどのくらいの順位なのか分かりません。後半、5と6の店舗タイルが完成し収入も増えてきたので、それなりに勝負にはなっているかなと思いつつ、ゲームを行っていました。
終わってみると3位で、序盤のひどさから考えれば十分に健闘できました。
1位のプレイヤーは全員の中で終始収入が少なく、他のプレイヤーとの交渉だけで大金を手に入れていました。全然建物が建っていないのに1位というのは初めてのケースでしたね。
カードの引き、タイルの引きに左右される部分が大きいので、そこまでシビアな勝負にはなりません。ワイワイガヤガヤ交渉するのが楽しいゲームです。ただ慣れていない人同士だと、遠慮してしまって積極的な交渉はできないかもしれません。どちらかというと気の置けないメンバーで遊ぶのがオススメのゲームです。
チャイナタウンで改善して欲しいのがお金のカードです。非公開情報なので裏面が全部同じなのは当然なのですが、なぜか金額面もすべて同じ色になっています。デザインも似通っているので、パッと見10,000と100,000の見分けがつきづらいです。