CLAIM 王国の派閥は2人用のトリックテイキングゲームです。ゲームは2つのフェイズに分かれており、フェイズ1ではカードを獲得、フェイズ2ではそのカードを使ってプレイします。
CLAIM 王国の派閥について
カードは5スートで、スートによって構成が少し異なります。たとえばゴブリンは14枚で、ドワーフは10枚、騎士は8枚となっています。合計は52枚です。
すべてのカードをよく混ぜ、各プレイヤーに13枚ずつカードを配ります。その後、山札から1枚をめくります。
ゲームは切り札なし、マストフォローのトリックテイキングですが、スートごとに能力があります。
フェイズ1では、トリックに勝ったプレイヤーは公開されている1枚を獲得します。負けたプレイヤーは山札から1枚を獲得します。このカードは手札とは別にしておきます。
トリックに使用したカードはそのまま捨札になります。
再び山札からカードを1枚めくり、トリックに勝ったプレイヤーからリードを行い、上記を繰り返します。
全13トリックを行うと、フェイズ1が終了です。
今度は先ほど獲得したカードで同じことを行います。
ただし、今度はトリックに勝つと、そのトリックに使われたカードを得点として獲得します。
再び13トリック行うとゲーム終了です。
獲得したカードのスートごとの枚数を比べます。5つのスートのうち、3つ以上のスートを多く持っているプレイヤーの勝利です。
特殊効果があるジャーマンホイスト系
5つのスートはゴブリン、ドワーフ、アンデッド、ドッペルゲンガー、騎士といった派閥に分かれています。ゲームはそれらの派閥から支持を集め、新しい王になるというテーマになっています。
フェイズ1は基本的にはフェイズ2に備えるためにあるのですが、種族によってはフェイズ1から得点になるので、その辺を見据えたプレイングが要求されます。
また、トリックに負けると獲得できるカードもあり、通常のトリックテイキングとは違った思考が必要になります。
今回は2戦ほどやってみたのですが、なかなか考えどころがあるゲームでした。フェイズ1でカードがほとんど出ていたため、カード1枚で派閥を取れたりと、なかなか面白い展開もありました。
2人用のトリックテイキングは、そこまで多くないので貴重な存在です。特殊効果は4種類しかない(ゴブリンが能力なしのため)ので、ルール自体はそこまで複雑ではありません。プレイ時間もそこまでかからないので、時間調整として使うのにもちょうどよさそうです。