ザヴァンドールのノームは宝石取引をテーマにした2~4人用のゲームです。株のように価値が上下する宝石を売買しながら、得点となる宝飾品やアーティファクトを集めます。誰かが規程の得点に達するとそのラウンドを最後まで行ってゲーム終了です。
ザヴァンドールのノームについて
ザヴァンドールのノームにはダイヤモンド、サファイア、ルビー、エメラルドの4つの宝石が登場します。他に宝石を使って手に入れるアーティファクトと宝飾品があります。アーティファクトは得点は低いですが、さまざまな特殊効果をもたらしてくれます。
カードの他に宝石の相場を表すボードと、どこを採掘するかを示すボードがあります。
1アクションずつ、3アクション行うと、アクションラウンド終了です。その後に宝石の採掘を行う採掘ラウンドがあり、スタートプレイヤーが変わって、再び次のアクションラウンドが始まります。
終了条件は誰かが○点以上(人数によって異なる)獲得するまでなので、条件を満たすまで上記のラウンドを繰り返します。
手番で出来ることは以下の通りです。
地質調査
アクションを行う前に採掘権タイルを1枚めくります。(1アクションには含まれません)
宝石カードの売買
同じ種類の宝石を4枚まで購入、または売却できます。買うと相場が上がり、売ると相場が下がります。ただし、この段階では相場マーカーが動くだけで、値段が上下するのは採掘ラウンドの後です。
アイテムの購入
アイテムは宝飾品とアーティファクトの2種類あります。コストは宝石です。場に並んでいる3枚の内、好きな1枚をコストを支払って獲得します。
カードを引く
アーティファクトと宝飾品のどちらかの山札から2枚引き、1枚を手元に、もう1枚を山札の底に戻します。手札に入れたカードは後のアクションで購入できます。(予約のような感じです)
鉱山採掘権の購入
ボードにある採掘権タイルを手に入れます。これがあると採掘ラウンドで宝石が手に入ります。
商人カードの獲得・交換
場に並んでいる商人カードを獲得します。商人カードは1枚しか持てないので新たに手に入れる場合は、今まで持っていた物を戻します。
商人カードの使用
手元にある商人カードを使用します。商人カードは宝石を交換することができます。
4金獲得
4金を獲得します
上記のアクションを1アクションずつ行います。
アクションラウンドが終わると採掘ラウンドです。それぞれが採掘権タイルに応じて、宝石を得ます。その後、宝石の価格を調整します。
4人プレイの場合、誰かが16点まで達したら、そのラウンドを最後まで行いゲーム終了です。もっとも得点が高いプレイヤーがゲームに勝利します。
デカすぎるスタートプレイヤーマーカーと予想外の展開
まず目を引くのが立体のスタートプレイヤーマーカーです。写真を見ればその大きさが一目瞭然です。大きさに特に意味はありません。
宝石の値段はかなり激しく上下するので、3金くらいで買ったものを10金くらいで売るということが普通に起こります。そうやってお金を貯めて、後半で一気に宝飾品カードを買うのが定石かなと思ったのですが、これがまったくの見当外れでした。
宝飾品カードは裏面に1~3までの数字が振ってあり、それぞれをシャッフルして1つの山札にします。1のカードが出尽くしたら2のカード、続いて3となっています。
初めに公開されている1のカードが5点や6点だったので、後半は10点くらいかと思いきや、実際は2点くらいのものしかありませんでした。
つまり、後半で逆転を目指そうと思っても無理なのです。
恐らく後半は宝石が手に入りやすくなるので、その分、価値が下がるのでしょうが、そうなると序盤に得点が高いカードを取られてしまうと逆転は不可能です。
気づいたときには、もう終盤だったので、為す術もなく負けてしまいました。ちなみに手持ちの金はかなりありましたが、まったくのムダになりました。(金は得点にならず、タイブレークで使うだけです)
本来あるべき流れとしては、ある程度得点が高いカードをあらかじめ確保しておき、後半で得点化するのが定石のようです。もし、このゲームを遊ぶ機会があれば、この辺を確認しておくことをオススメします。
また、宝石の相場と価格調整など、細かい処理がいろいろあるので、毎回ルールを見ながらやった方がいいかもしれません。