気になってはいたものの、なかなかのルール量で敬遠していたウルティをプレイすべく、ざっとルールの概要をまとめて持参しました。実際にプレイするまで40分ほどかかりましたが、何とか遊ぶことができました。
ウルティ
3人専用のトリックテイキングです。ビッドが行われ、もっとも高いビッドをした人がソロイスト、残り2人がディフェンダーとして戦います。
タロンという2枚の捨札の交換要素、種類豊富なコントラクト、さらに付け足せるウルティなどなど、要素がもりだくさんです。ほぼ間違いなくトリックテイキングに慣れた人向けのゲームだとは思うのですが、ゲームをしながら「あ、これすごいわ」と感じたのは、ドッペルコップ以来かもしれません。
ビッド表を自作したら、他の場所でも試してみたいです。
ヴィティカルチャー
ヴィティカルチャーはワインを造るワーカープレイスメントです。夏と冬で行えるアクションが異なり、個人ボードに置くコマの形がひとつひとつ違って見た目も楽しいゲームです。メーカーはサイズが話題となったStonemaier(ストーンマイヤー)です。ちなみに「ふたつの街の物語」もストーンマイヤーです。
ワイン棚やセラーを造ったり、ぶどうの木を植えたり、ワインを熟成したりという行動をワーカープレイスメントで行います。これだけだとオーソドックスなワーカープレイスメントなのですが、特徴は訪問者カードです。
訪問者カードは簡単にいえば特殊効果があるカードで、使うとさまざまな効果をもたらします。
はっきりいって、これがものすごく強力です。通常のワーカーでやると何アクションもかかるようなことがカード1枚で可能です。しかも、場所によってはカードが2枚使えるので、その1アクションだけでゲームがひっくり返ったりします。
今回はアグリコラやカヴェルナの作者であるウヴェ・ローゼンベルクがデザインした拡張の訪問者カードを使用したのですが、やはり強力でした。見た瞬間「え?こんなことしていいの?」という強力なカードばかりで、それにより展開が派手になります。
序盤はなかなかゲームが動かないのですが、一度動き始めると「あれ?もう終わり?」というくらい一気に収束していきます。
ここまでカードが強いともちろん引き運もあるのですが、そこまで時間がかかる訳ではないので、これはこれでアリかなとも思います。
カルカソンヌキッズ
タイトル通り、子供向けのカルカソンヌです。写真を見ると通常のカルカソンヌとほとんど同じように見えますが、まずサイズが大きいです。タイルは通常の4倍近くあるのではないでしょうか。
ルールもだいぶ異なり、タイルを配置していき、道が完成したら、その間に描かれた子供の色のミープルを置くだけです。それを繰り返し、自分の色のコマがすべてなくなったプレイヤーの勝ちです。
自分でミープルを置くわけではないので、タイルのめくり運がすべてです。多少はどこに配置すればいいかというものはあるものの、基本的にどのタイルも4辺に道が描いてあるので、置けなくて悩むこともありません。
ルールが簡単で運要素が強いので、真剣に勝負するというより、ちょっとした時間にワイワイ楽しむ感じのゲームです。