久しぶりにトリックテイキングがしたくなったので、声をかけたところ当日にもかかわらず5人が集まりました。せっかく5人ということで、5人用のトリックテイキングのブリスコラ・ブジャルダをやることにしました。
ブリスコラ・ブジャルダ
メイフォローで正体隠匿要素があり、2対3や1対4で争うトリックテイキングです。
さまざまなトリックテイキングを遊んでいるメンバーですが、メイフォローは初めてということで最初はなかなか戸惑っていました。
ブリスコラ・ブジャルダでは、ビッドに勝ったデクレアラーが切り札を決めます。そのときに同時にパートナーも決まるのですが、この段階では非公開です。他の人は自由に嘘をつくことができるので、実際にそのカードがプレイされるまでは誰がパートナーか明らかになりません。
また、パートナーがいなく、実は1対4だったという隠れソロの場合もあります。
今回はデクレアラーを2巡させ全10ラウンドを行いました。
ハイライトとしては、パートナーの騙りにより、どっちが本当のパートナーか分からなくなってしまった第5ラウンドが記憶に残りました。「え?ここでパートナー騙る意味ありますかね。なんでそんなことするんだろ」と言っている方が騙りで、デクレアラーを大いに悩ませていました。しかし、そのラウンドは本当のパートナーがしっかり仕事をし、見事デクレアラー側の勝利でした。
全10R行い、15対11対1対-4対-23という結果でした。最下位のプレイヤーは1ラウンド目から隠れソロというなかなかチャレンジングなプレイで、-32点からのスタートでした。そこからは立ち回りも分かってきたようで、着実に得点を稼いでいた印象です。
メイフォローで正体隠匿のトリックテイキングという変わり種ですが、疑心暗鬼になりながら、いろいろ話し合ってプレイできるため、盛り上がるゲームです。5人専用のため、できる機会は多くないですが、また遊びたいです。
ブラックレディ
そのままトランプを使い、今度はマストフォローのブラックレディを遊びました。
ブラックレディはトリックアボイダンスのため、極力トリックを取らないことを目指します。取ったトリックにあるハートがマイナス1点、スペードのクイーンがマイナス13点になります。
面白いのがトリックを始める前のパス(右隣にカードを渡す)で、これにより意図的にスートを枯らすことができます。そのため、1ディール目からスートが枯れてる人が出てくるので、通常ならば安全なカードでも油断できません。
残り時間があまりなかったので、5ラウンドだけ遊びました。
シンプルなルールながら、盛り上がります。
クリアルールありだったため、そのラウンド失点が0のプレイヤーは26点を分け合います。1人ならば26点、2人ならば13点を獲得し、あまりが出た場合は次のラウンドに持ち越されます。
終わってみると、72対-1対-19対-26対-27という、ひとりだけが大勝する結果になりました。トリックを取ればマイナスというルールながら1位のプレイヤーはゲームを通してずっとプラス点と終始大差をつけたままの勝利でした。
こういう相手にマイナス点を差し込むタイプは否が応でも盛り上がります。この感じだとブラックスパイなんかも盛り上がりそうです。
突発トリックテイキング会
いつか使うだろうと思って作っていたブリスコラ・ブジャルダ用のカード(スートと数字のカード)が活用できてよかったです。これを出していることで、そのラウンドの切り札と何を出した人がパートナーなのか分かりやすくなります。
今回実際に使用してみて、いつも使っているカードがマルチカラー(スートごとに色が違うため4色)なので、それに合わせた方がより分かりやすいかなと思いました。
今度遊ぶときはTTP賞(トリックテイキングパーティゲーム賞)の応募作を遊びたいですね。どんなルールが公開されているのか楽しみです。