宮城県を舞台にした「すべてが登米になる」を遊びました。身近な地名がボードゲームに登場するのは、なかなか新鮮ですね。
すべてが登米になる
宮城県登米郡の合併をモチーフにしたゲームです。
ゲームボードには登米郡8町と津山町の合計9町が書かれています。それぞれ色ごとに分けられており、6マスか7マスの調査マスがあります。
カードには町の名前と重要度が書かれています。
カードを配られたら手札の順番は変えてはいけません。
手番では手札の手前3枚のうち、2枚を選んでボードの左右にプレイします。左側に置く1枚はコマを置く場所、右側に置くもう1枚は置くコマの数を表します。
もし手番終了時に手札が2枚以下になってしまった場合、左か右のどちらかのカードを手札に回収します。
調査マスがすべて埋まると、その町で決算が発生します。置いたコマの数で得点が決まるのですが、有効コマによって隣接の町とつながっている場合、そちらのコマの数も加算されます。
7回目の決算が終わったら、同じ数になるように手番を行いゲーム終了です。最終得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
カードを2枚使用するエリアマジョリティです。カードの使い方が独特で、右側に置いてしまうとその場所のカードがなくなってしまうため、どこに置いてどこを諦めるかを考える必要があります。
今回は4人で遊んだのですが、処理を間違えていたことが分かったので改めて遊んでみたいところです。
BEVERAGE(ビバレッジ)
飲料会社のCEOとして、スタジアム建設に携わるゲームです。
ラウンドでもらう収入を自分で決めることができるのですが、少ない順に取っていき、場にあるお金がなくなってしまうと、そのときの最安値よりもさらに少ないお金しか手に入りません。
そのため、周りがどの程度お金を欲しがっているのを見極めながら、値段を決定する必要があります。
ゲーム自体はワーカープレイスメントで、株式を発行したり、スタジアム建設をしたり、従業員を雇用したりしていきます。
得点が増えれば増えるほど、支払うべき税金が多くなります。また、株式を発行するとその分の配当も支払わなければなりません。
ただ、配当を支払うと得点が入るので、最終的にはすべて発行した方が得点効率はよさそうです。
税金を軽減してくれる工場があるのですが、現状これがちょっと弱いかなという気がしました。最初に先行してしまうと、税金が支払えなくなってしまい、頭打ちになってしまいます。もう少し軽減率を上げるか、得点を上げるかしないと、あまり工場をすべて建てる旨味はないような気がしました。
とにかく資金繰りが厳しいので、好きな人にはたまらない仕上がりになっています。
HASP
2対2のチーム戦のトリックテイキングです。
マストフォローの上、フォローできない場合は切り札を出さなければなりません。チームごとに獲得したトリックの数値を合計して多かった方がゲーム点を獲得します。
手札が7枚と比較的少ないのでラウンドが短くテンポ良く遊ぶことができます。いくつか独自要素がありますが、そこまで複雑なルールはないので、チーム戦のトリックテイキングを遊んでみたい人にオススメです。