この日は3人でいくつかゲームを遊んだ後、2人用脱出ミステリーをやってみました。「二つの罪と三人の死者」という会話中心で進めるゲームです。
マルコポーロ2
人気ボードゲーム「マルコポーロの旅路」の続編です。
通称「マルコポーロ2」ですが、正式な日本語版タイトルは「マルコポーロ:大いなる帰還」です。
大まかなシステムはマルコポーロの旅路と同じダイスプレイスメントなのですが、いくつかの要素が増え、より遊びやすくバランスが調整されています。
ゲーム的なつながりは特にないため、いきなりこちらの大いなる帰還からプレイしても問題なさそうです。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで3時間ほどでした。1と比べて要素が増えている分、最初からすべて説明すると結構時間がかかりますね。
わたしは「アブハ・バス」を使いました。ラウンド開始時に収入として2金を獲得し、契約達成時に翡翠1を獲得します。さらにゲーム中に翡翠を獲得するごとに1点が入ります。
翡翠を活かすためにできるだけ簡単な契約を達成して、あとは目的カードを達成できるくらいの移動をしていました。
大いなる帰還は、前作と比べて、資源が獲得しやすくなっているため、選択肢は多いです。また、ラウンドごとに変わるアクションスペースもあり、計画立てて行動していく必要もあります。
翡翠・紋章・ギルドと要素は増えていますが、1よりもいろいろできるようになっているため、こちらの方が遊びやすいです。また、前作よりもキャラクターの能力が控えめになっているため、バランスもいいです。
善戦したのですが、結局1点差で2位でした。
白と黒でトリテ
すべてのカードに2つの数字が書かれている、めずらしいトリックテイキングゲームです。
各カードは白と黒の2スートを持っており、それぞれ違う数字が書かれています。白と黒の合計は37になるようになっているため、片方のスートで強いカードは、もう片方のスートでは弱くなっています。
リードする際に、白と黒のどちらかを宣言して、他のプレイヤーはそれに従ってカードを出していきます。
もっとも数字が大きい人が勝ちで、どちらの色で勝ったか分かるようにして自分の前にカードを置いておきます。
手札がなくなるまでトリックを行い、獲得した白のトリックと黒のトリックの数が同じならば、獲得トリック数がプラスになります。
白と黒の数が1つでも違うと、獲得トリック数がマイナスになってしまいます。
これを人数分ラウンド行い、合計点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
とてもシンプルなルールなのですが、白と黒の数をそろえるというのがなかなか難しいです。他のプレイヤーがそれぞれ何トリックずつ持っているかは分かるため、それを踏まえたプレイングが要求されます。
これはなかなか新鮮なプレイ感でした。どちらの色をどこで使っていくかがとても悩ましいゲームです。
アナフラ騎士SHOCK!
インカの黄金とトリックテイキングを合わせたようなゲームです。
獲得したトリックの中に毒のカードがある、または最後の扉カードに毒が描かれていると、毒に冒されてしまいます。3種類ある毒のうち、同じ毒に2回冒されると脱落です。
インカの黄金と同様に、脱落すると、それまでに獲得した宝石をすべて失ってしまうため、どこまでチャレンジし続けるかがポイントになってきます。
ゲーム中、好きなタイミングでカードを裏向きでプレイすることで、撤退することが可能です。撤退すると、獲得していた宝石を確保することができます。
全員が脱落する、またはトリック開始時に1人しかプレイヤーが残っていないとラウンド終了です。
これを5ラウンド行い、もっとも宝石の得点が多いプレイヤーの勝利です。
トリックテイキングとインカの黄金が上手くまとまっており、やることも分かりやすいです。毒のカードを差し込むことで、狙ったプレイヤーを脱落させることもできます。
どこまで残るかのチキンレースが楽しめるトリックテイキングゲームです。
二つの罪と三人の死者
2人用脱出ミステリーという触れ込みが気になって、購入してみたゲームです。
AとB、2人の登場人物がいて、どちらも秘密を抱えています。自分の目的が達成できるように、会話で物語を進行していきます。
ゲームの大まかな進め方はあるものの、手番やラウンドなどがあるわけではないため、何となくで会話を進めていきます。そうして条件を満たしていくことで、新たな情報が明らかになっていきます。
やらせたいことは分かるのですが、かなりプレイヤーに依存している部分が多いため、場合によってはゲームにならないのではと感じました。
また、どのエンディングもさほど変わらないため、達成感もあまりありません。
一応、すべてのエンディングを確認したのですが、どれもスッキリしませんでした。