ボードゲーム

[ボードゲーム] マハラジャ 紹介

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マハラジャは2004年に発売された陣取りゲームのリメイクです。2~5人用だったのが、1~4人用になり、他にも新要素が加わっています。プレイヤーは司祭となり、さまざまな都市をめぐりながら、神々を称え、教えを広めていきます。

マハラジャ(新版)について

ボドゲのマハラジャ

16枚の人物タイルから今回使用する「プレイ人数+3」枚を選びます。残りは使用しません。

各プレイヤーは個人ボードと司祭コマ、祭壇コマ、彫像コマ、アクションディスク、初期資金、3名声点を受け取ります。

スタートプレイヤーをランダムに選び、順番に人物タイルを1枚ずつ選んでいきます。

その後、人物タイルに書かれた数字が小さい順に、ゲームボードに祭壇コマを置いていきます。

ゲームは終了条件を満たすまでラウンドを繰り返します。

各ラウンドは5つのフェイズで構成されます。

ラウンドの流れ

1.マハラジャフェイズ

マハラジャトラックに従って、マハラジャコマを移動させます。その後、その都市の旗をトラック右端の空いているスペースに移動させます。

2.計画フェイズ

アクションディスクを使って、このラウンドで行うアクションを2つ選びます。2つとも同じアクションを選ぶこともできます。

3.アクションフェイズ

人物タイルの数字が小さい順にアクションを実行していきます。

アクションは以下の9種類です。

アクションの種類
  • 値引き付きで彫像1つの建設
  • 値引き付きで祭壇1つの建設
  • 彫像1つと祭壇1つの建設
  • 祭壇2つの建設
  • 3金獲得
  • 祭壇2つの獲得
  • 3金支払って2名声点
  • 人物タイルの変更
  • マハラジャトラックの変更

何かを建設する前と後に司祭コマを移動させることができます。自分の祭壇がない村を通る際は、祭壇の持ち主に対して1金ずつ支払う必要があります。誰の祭壇もない村は通ることができません。

4.都市の得点計算フェイズ

マハラジャがいる都市での信仰値の合計順で、褒賞とお金を受け取ります。

5.ラウンドの終了フェイズ

ラウンド終了の処理を行います。

ゲームの終了

ゲームの終了方法は以下の2種類です。

  • 誰かが7つの目の彫像を建設したラウンドの終了時
  • 7ラウンドが終了した

最終得点計算を行い、もっとも多くの名声点を獲得したプレイヤーの勝利です。

現代的にリメイクされたエリアマジョリティ

ボードゲームのマハラジャ

ラウンドごとにマハラジャがいる都市で得点計算が発生するため、その都市に彫像や祭壇などを建てていきます。ただし、彫像を建てるにはその場所に司祭がいなければならないため、まず移動させなければなりません。

マハラジャが移動する順番は明らかになっているため、そのラウンドのマジョリティは諦めて、次のラウンドに備えることも可能です。

今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで1時間半ほどでした。

9種類の中から2つを選ぶの繰り返しなので、基本的なルールは難しくありません。彫像と祭壇で建築のルールが違うのが少しややこしいですが、他はアイコンだけでどんなアクションか理解できます。

基本的にはマハラジャがいるところに、どんどんコマを建てて、マジョリティを競うのですが、ラウンドによってはそこに行けない場合があります。

司祭の通り道となる村に祭壇がないと通ることができないですし、他のプレイヤーの祭壇がある場合はお金を支払う必要があります。そうすると、所持金の関係で「次のラウンドはあそこまで行けそうにないな」というのが分かります。

もちろん、そういった場合は次以降にマハラジャが行く予定のところに建てていけばいいので、手詰まりにはなりません。

人物タイルは、さまざまな能力が設定されており、強力な能力ほど手番が後になるようになっています。アクションで人物タイルを交換できるため、状況に合わせた能力に切り替えていくことができます

今回明らかに強かったのが「他のプレイヤーの祭壇を通ってもお金を支払わない」という能力です。使っていた人は最初から最後まで変更することなく、その人物を使っていました。

6ラウンドまで来た段階で「最終ラウンドはどうしよう」と考えていたのですが、1人が彫像を建てきってしまったため、6ラウンドで終わってしまいました。これには他のプレイヤーも予想外だったようで「え?もう終わるの?」となっていました。

結局、彫像を建てきったプレイヤーが勝利しました。ちなみに、その人が使っていたのが先ほどの人物タイルです。

ゲームのメイン部分がエリアマジョリティなので、やるべきことは明白です。当然、プレイヤー間のインタラクションも強くなります。また、他プレイヤーへの攻撃要素も若干あります。

ちょっと気になったのがアクションディスクです。

毎ラウンドやりたいアクションをプロットするのですが、これが結構ズレやすいです。一旦伏せて手番で表にしたときに、全然違うアクションになっていたりするので注意が必要です。

それからトークンが立体的になっており、他のコマが隠れてしまうので、視認性もあまりよくないです。

タイトル Maharaja
発行年 2021年
プレイ人数 1~4人
プレイ時間 90分
デザイナー Michael Kiesling, Wolfgang Kramer
BGGリンク Maharaja
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。