オールスタードラフトはアイスホッケーチームの監督となり、優秀なメンバーをスカウトしてチームを作る2~6人用のゲームです。3回のレギュラーシーズンのために3つのチームを作り、そのメンバーの中からさらに厳選して、プレーオフに臨みます。
オールスタードラフトについて
チームのメンバーとなる動物カードには、1~9までの数字が書かれています。中にはアイコンが描かれているカードもあります。
各プレイヤーにさまざまな能力を持ったコーチカードを配ります。
レギュラーシーズン
試合会場ボードが1枚公開されます。会場ごとに獲得できるファン(得点)が異なります。順位順に得点が高いものもあれば、逆順のもの、真ん中の方が高いものなど、いろいろあります。
各プレイヤーに6枚ずつ動物カードを配ります。
その後、1枚取って隣に渡すドラフトを行います。
どちらに渡すかはラウンドによって異なります。
ドラフトをして6枚を獲得したら、その中から5枚のチームを構成します。
全員がチームを構成したならば、一斉に公開して勝敗を競います。
勝敗の判定
カードにはアイコン、数字、動物の種類という3つの情報があります。その中のいずれかを使ってペア、スリーカード、フォーカード、ファイブカードといった役を作ります。
役の強さが同じ場合はアイコン、数字、動物の順に強いです。そのため、アイコンのファイブカードは数字のファイブカードに勝ちます。
勝負の順位に応じて、ファンを獲得します。
プレーオフ
レギュラーシーズン3ラウンドで獲得した18枚のカードの中から、5枚を選び、チームを構成します。
全員がチームを構成したならば、勝敗を判定して、最下位だったプレイヤーは勝利点を獲得してプレーオフから脱落します。
残ったプレイヤーは先ほど作ったチームの2~4枚を交換して、新たチームを構成します。同じように勝利判定を行い、最下位だったプレイヤーは脱落します。
これを繰り返し、最後に1人が残ればゲーム終了です。
もっとも合計得点が多いプレイヤーの勝利です。
動物アイスホッケーチームを運営する
さまざまな動物をスカウトして、アイスホッケーチームを作るドラフトゲームです。基本的には一般的なドラフトをするだけなので、ルールは難しくありません。また、アイスホッケー要素はほぼありません。
作れる役も単純に同じものを集めるだけなので、ポーカーなどに比べて分かりやすいです。
今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで40分ほどでした。
レギュラーシーズンの1回目が弱い順に得点が高いという変則的なルールでした。そのため、できるだけアイコンや数字、動物が一致しないようにチームを組んでいきます。
レギュラーシーズンで勝つことはもちろん重要なのですが、できればプレーオフを見据えてカードを獲得していく必要があります。プレーオフの得点は高いので、ここで優勝できればゲームに勝てる可能性が高まります。目の前の試合のことだけを考えてしまうと、最後に強いチームが作れなくなってしまいます。
コーチカードは、いわゆるバリアブルプレイヤーパワーで、個人ごとに特殊能力を持つことになります。動物を任意の動物に変更したり、数字を入れ替えたり、特定のカードを出すだけで得点が入ったりと、バラエティ豊かなコーチがいます。
最終的には4人中3人が1位タイという超接戦で終わりました。
全試合に勝つのが理想ですが、なかなか上手くはいかないため、どこで力を蓄えておくかがポイントになってきます。また、プレーオフを想定したメンバーを集めていくことも重要です。プレイ-オフはどんどんチームを変えていく必要があるため、1つだけに特化しても勝てないようになっています。
ゲーム内容とは関係ないですが、コンポーネントのオールスターカップがかなり大きいのも見所です。
タイトル | All-Star Draft |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 45分 |
デザイナー | Marco Schaub |
BGGリンク | All-Star Draft | BGG |
https://gokurakism.com/carddrafting/