アナフラ騎士SHOCK!は、毒で倒れる前にダンジョンからお宝を持ち帰ることを目指す3~5人用のゲームです。トリックテイキングとインカの黄金を合わせたようなゲームで、同じ毒を2回受けてしまうとそれまでに獲得したお宝を失ってしまいます。
アナフラ騎士SHOCK!について
騎士カードは4スート、1~11の合計44枚です。他に拡張カードと最後の扉カードがあります。他にカードごとの得点を記したラウンド表があります。
各プレイヤーは宝石チップを隠すための布袋を受け取ります。宝石チップは1点のルビーと5点のダイヤがあります。
テーブル中央に最後の扉カードを裏向きの山札として置いておきます。
使用する騎士カードの枚数はプレイ人数によって異なります。手札枚数は5人ならば8枚、3~4人ならば9枚です。
各プレイヤーに手札を配ります。残った山札から1枚をめくり、そのカードのスートが切り札になります。
ゲームは切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。切り札が出ていればその中のもっとも大きな数字、出ていなければリードスートの中のもっとも大きな数字がトリックを獲得します。
プレイされたカードに宝石アイコンがあれば、その数だけ宝石チップを受け取ります。また、毒と薬カードがあれば、それを自分の前に表向きで置いておきます。
トリックを獲得したプレイヤーは最後の扉カードを1枚めくります。カードに宝石が描かれていれば、その数だけ宝石チップを受け取ります。毒が描かれていた場合、全員がその毒に冒されたことになります。
トリックの勝者が次のリードを行います。
毒と撤退
同じ毒に2回冒されてしまったプレイヤーは脱落となり、そのラウンドで獲得した宝石チップをすべてストックに戻します。脱落したプレイヤーは、それ以降、手番が来る度に裏向きでカードを出します。裏向きのカードは宝石アイコンが1つ描かれている扱いになります。
また、手番の際に、カードを裏向きでプレイすることで「撤退」を宣言することができます。
撤退した場合、それまでに獲得した宝石チップをすべて自分の布袋に入れます。その後は、脱落したプレイヤーと同じように手番が来たら裏向きでカードをプレイします。
全員が脱落した場合、またはトリック開始時に残り1人になっていた場合、ラウンド終了です。
新たなラウンドとゲームの終了
最後まで残ったプレイヤーが次のラウンドのリードプレイヤーになります。
使わなかった手札は次のラウンドに持ち越されます。その他の騎士カードをシャッフルして、再びプレイ人数に応じた手札枚数になるように補充を行います。
2ラウンド終了時、最後の扉カードから毒カード1枚を除外します。
5ラウンドが終わるとゲーム終了です。布袋の中の宝石がもっとも高得点のプレイヤーがゲームに勝利します。
インカの黄金+トリックテイキング
ある程度ボードゲームの経験があれば、「インカの黄金+トリックテイキング」という説明だけで、だいたいどんなゲームなのか想像がつきそうです。
インカの黄金では、同じ危険カードが2枚出ると脱落でしたが、このゲームでは同じ毒に2回あたるとアナフィラキシーショックで脱落してしまいます。
今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで30分ほどでした。
トリックテイキングをしながらチキンレースを行う感じです。もうダメだと思ったら、裏向きでカードを出すことで撤退ができるため、どこまで行くかを自分で判断することができます。
手札からプレイする以外にも、最後の扉カードで毒が出てくるため、油断していると割とあっさりやられてしまいます。
今回は1ラウンド目にわたしが大量得点し、あとは全員脱落が何ラウンドかあったため、その差でそのまま勝つことができました。
使用しないカードがある上に、最後の扉カードがランダムなので、なかなか運要素は強いです。そのため、どちらかというとパーティゲーム寄りのカードゲームですね。
プレイ感としてはトリックテイキングをやっているよりも、インカの黄金をやっている感覚の方が強いです。
どこまでチャレンジするかのドキドキ感を味わいたい人におすすめです。
タイトル | アナフラ騎士SHOCK! (Knights With Poison) |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Jyujin Ohtsbo |
BGGリンク | Knights With Poison | BGG |