タイトルは知っていたものの、どんな内容か分からなかった「HiGH&LOW」をシーズン1、シーズン2と通して見ました。何気なく見始めたものの、思いの外、面白く、そのまま勢いでサントラまで買ってしまいました。
HiGH&LOWについて
HiGH&LOWは日本テレビ系のテレビドラマです。EXILE TRIBEによって企画、制作されているため、EXILE TRIBEのメンバーをはじめ、その他にも映画やドラマで活躍する俳優が出演しています。
今さらっとEXILE TRIBEと書きましたが、実はわたしはEXILE TRIBEをよく知りません。
EXILEはもちろん知っていますが、何人いるかは分かりませんし、他にどんなメンバーがいるかもよく分かりません。そんな状態ですので、当然どの役が誰なのかということもほとんど分かりません。
そんなわたしがHiGH&LOWを楽しめた理由は馴染みのある設定にあります。
HiGH&LOWの舞台設定
舞台はSWORD地区と呼ばれる地域です。
SWORDとはそれぞれのチームの頭文字を取っており、その5つの勢力が危うい均衡を保っているのがSWORD地区です。
S 山王連合会
かつてこの地域を支配していたムゲンのメンバーからなるチームです。シーズン1はこの山王連合会を中心に物語が進行します。
コブラが山王連合会総長であり、山王街の治安を守ることを目的としています。
W White Rascals(ホワイトラスカルズ)
男に傷つけられた女性を守ることを信条とし、傷ついた女性たちを助けるスカウト集団です。クラブheavenを根城とし、地域のあらゆる場所を監視しています。
ロッキーがリーダーで、女性に暴力を振るう男には容赦しません。
O 鬼邪高校(おやこうこう)
男子校制の全日制と男女共学の定時制という体制の高校です。全国各地からワルが集まっており、定時制はほとんどが二十歳越えです。
村山が鬼邪高校の番長で「やられたらケジメはつける」という信条を持っています。
R RUDE BOYS(ルードボーイズ)
スラム街である無名街を守っているチームです。無名街では身寄りがないものが多く、みんなを家族と考えています。
スモーキーがリーダーで家族を傷つけるものは絶対に許しません。
D 達磨一家(だるまいっか)
SWORD地区の祭の利権を牛耳る組織で、ムゲンのことを恨んでいるため、山王連合会のことも敵視しています。
日向が頭で山王連合会への復讐のためだけに動いています。
この5つの組織の頭文字をとり、SWORD地区と呼ばれています。
馴染みの設定とテーマ曲
異なる組織がそれぞれの信条に基づき行動するというのはマンガやゲームなどでもお馴染みの設定です。
火の国、水の国といった国々がそれぞれの能力でもって争うのは、さまざまなところで見かけることができます。いろいろな高校が喧嘩でもって覇権を争うというのもお馴染みです。
HiGH&LOWはそういった設定が分かりやすく、ストーリーに入り込みやすいです。また、それぞれの勢力にテーマ曲が設定されているため、よりのめりこみやすくなっています。
シーズン1では山王連合会を中心に物語が進み、シーズン2ではかつてのムゲンの回想からそれぞれの勢力を中心にした物語が用意されています。シーズン2では各勢力が詳しく掘り下げられるので改めて魅力を感じる人物が多いです。
徐々に明らかにされていく設定や謎などもあるため、先が気になる展開です。
EXILEを知らなくても楽しめる
出演者に関しては、ほとんど知らない人ばかりでしたが、普通に物語として楽しめました。喧嘩のアクションシーンも非常によく出来ており、それだけでも一見の価値があります。
それぞれのシーズンがエピソード10まであり、各話が30分なので、何日かで一気に見ることも難しくありません。ちなみにわたしはHuluで数日で全話を見ました。
もしリアルタイムでテレビドラマを見ていたら、映画も見に行っていたかもしれません。