「イッツアワンダフルキングダム」は人気ドラフトゲーム「イッツアワンダフルワールド」の2人用バージョンです。新たなドラフトシステムが採用され、3つのゲームモードが用意されています。
ソロプレイシナリオモードも用意されているため、今回はソロで遊ぶ人向けの紹介記事になります。
イッツアワンダフルキングダムについて
イッツアワンダフルワールドでは1枚を選んで残りを隣に渡すドラフトでしたが、イッツアワンダフルキングダムでは1人がカードを2箇所に割り振り、もう1人がどちらかを選ぶという方式を採用しています。
獲得するとマイナスになる「災いカード」があるため、裏向きでカードを置く、駆け引きの要素が加わっています。
さらにイッツアワンダフルキングダムには3つのゲームモードが用意されています
- 邪魔者モード
- 協力者モード
- 作戦モード
これらのモードは拡張要素ではなく、必ずどれか1つを選ぶ必要があります。基本ルールだけでは遊べないので注意しましょう。
ソロ用のルールもあり、さらにソロプレイシナリオ用の追加ルールもあります。ソロシナリオをプレイするためには、すべてのルールを参照する必要があり、最初はなかなか面倒です。
イッツアワンダフルキングダム ソロプレイ
ここからはソロプレイシナリオモードの「シナリオ01:蔓延る悪夢」を遊ぶための準備についてまとめていきます。
ソロで遊ぶ機会がある方は、この流れに沿って準備すれば遊ぶことができます。
準備
ゲームボードをテーブル中央に置き、ラウンドマーカーをラウンド1のところに置きます。資源キューブと兵士トークンをゲームボードの対応するスペースに置きます。
発展カードの中から「農場」を4枚取りだし、構築中エリアに配置します。この農場カードは捨て札にすることはできず、必ず完成させなければなりません。
発展カードと宝物カードをよく混ぜて山札にします。
山札からランダムに8枚のカードを引き、その中に「巨大ネズミ」4枚を入れてシャッフルし脅威山札にします。
使用する公国カードを選びます。A面を使う場合はゲーム終了時にマイナス15点されます。
スパイトークン2枚を用意し、片方を利用可能な状態、もう片方を使用済みの面にしておきます。
ゲームの流れ
A.選抜フェイズ
ゲームボード両辺の分配カード置き場に山札からカードを2枚ずつ置きます。
プレイヤーはどちらか1箇所を選び、そこにあるすべてのカードを獲得して回収エリアに配置します。選択されなかったほうに脅威カードの山札から1枚を裏向きで追加します。
回収されてスペースが空いたほうに山札から2枚を表向きで配置します。
以上のステップを4回繰り返します。4回目は回収だけを行い、山札からカードは配置しません。4回目が終わったら次のフェイズに移ります。
置き場に残ったカードは捨て札にします。使用済みになったスパイトークン1つを表向きにします。
B.計画フェイズ
回収エリアにあるカードすべてに対して「構築にまわす」か「リサイクルする」かを選びます。
構築にまわす場合は、構築中エリアに移動させます。
リサイクルする場合は捨て札にしてリサイクルボーナスを獲得します。
邪魔者カードは強制的に構築中エリアに配置されます。
回収エリアにある「巨大ネズミ」を構築中エリアに移動します。その後、構築中エリアにある巨大ネズミの数だけ「ネズミ」カードが構築エリアに配置されます。
C.製造フェイズ
邪魔者カードの効果以外は通常通りです。
建材⇒人口⇒資金⇒探査の順番に生産していきます。
ソロルールではそれぞれで5個以上が生産されると最多産出者ボーナスを獲得します。ボーナスを獲得した場合、兵士鍛錬場に兵士トークンがあれば1個獲得し、ない場合は置き場からトークンを1つ兵士鍛錬場に補充します。
D.討伐フェイズ
構築中エリアにある邪魔者カードを討伐できます。討伐コストに書かれている分の兵士トークンを支払うことで邪魔者カードを取り除くことができます。
ゲームの終了
全4ラウンド行うとゲーム終了です。最終得点計算を行い、得点に応じた評価が下されます。
ソロシナリオはルールの把握が大変
基本ルール、ソロルール、ゲームモードルール、シナリオルールのすべてを把握しなければならないため、なかなか大変です。準備もちょっとずつ違うため、適宜確認する必要があります。
今回はソロプレイシナリオモードのシナリオ01:蔓延る悪夢をやってみましたが、83点で評価はブロンズでした。(ブロンズ・シルバー・ゴールドの3段階評価です)
公国カードはA面を使用するとマイナス15点のため、慣れてきたB面のほうが得点が伸びそうですね。
6つのシナリオが用意されており、それぞれ微妙にルールが違うため、とりあえずいくつか試してみたいです。