せっかくhuluを利用しているので、普段レンタルしないようなものを見ようと思い、何かアニメを見てみることにしました。
刀語の作者について
ノイタミナのアニメが加わったことで、huluにはかなりの種類のアニメがあります。
今回は、その中の1つの刀語、全12話を見ました。
刀語の原作は西尾維新さんです。
「化物語」を初めとした物語シリーズや「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」を初めとした戯言シリーズ、他にもたくさんの作品を書かれている人気作家です。
わたしも10冊以上、彼の作品を読んでいます。
アニメ 刀語
刀語の原作は全12巻の小説です。
アニメも全12話で完結します。
舞台は尾張時代という中世の日本です。
架空の時代ですが、雰囲気としては江戸時代に似ています。
その昔、伝説の刀鍛冶の四季崎記紀(しきざききき)という男がいました。
彼は千本の刀を作っており、それを多く持ったものこそが戦を優勢に進められると言われていました。実は、その千本の中の12本こそが完成形変体刀と呼ばれる強大な力を持った刀だということが分かります。
しかし、尾張幕府はこの12本を集めることができないでいました。
そこで奇策士とがめに12本の完成形変体刀集めを命じます。
とがめは、そのための同行者として鑢七花(やすりしちか)を連れて行きます。
こうして2人は12本の刀を集める旅に出るのでした。
刀語の感想
全12話のため、1話に1本ずつの変体刀が出てきます。
どれも個性的な能力をもち、個性的な人物に所持されています。このバラエティ豊かな刀と人物が刀語の魅力です。
また、とがめと七花という男女の関係の機微も見所の1つです。
七花はずっと孤島で生活していたため、当たり前のこともほとんど分かりません。また、本来人間が持っている感情もあまりなかったのですが、旅を通じてさまざまな感情を得ていきます。
もともと12冊の小説をアニメ12話にまとめたということで、ダイジェスト的な面は否めません。恐らく原作を読めば、もっとさまざまなつながりが見えてくるのかと思います。伏線もいろいろあったのではないでしょうか。
それから途中で思ったのですが、どことなく無限の住人と設定が似ていますね。
- 舞台が中世の日本
- 目的をもった女性とそれを手伝う男性の2人旅
- 超絶に強い病弱な女性
もちろんストーリーは全然違いますが。
面白かったので、原作も読んでみたいところですが、さすがに一気に12冊読むというのは大変そうですね。