ボードゲーム

[ボードゲーム] モンバサを初プレイした感想

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モンバサはアフリカにおける貿易会社の発展がテーマの経済ゲームです。
作者のアレクサンダー・プフィシュターはブルームサービスやスカイ島の作者の1人でもあり、最近注目を集めているボードゲームデザイナーの1人です。

モンバサについて

アクションは各自が持っているアクションカードのプロットから始まります。アクションカードはアイコンで効果がわかるため、言語依存はありません。個人ボード下のアクションエリアに、そのラウンドで行うアクションを選んで置くのですが、どこに置くかも重要です。

今回選んだカードは次のラウンド、個人ボード上の休息スロットに置かれます。そしてラウンド終了時に上の休息スロットにあるいずれかのデッキ(スロット1カ所に置かれている山札)を回収します。そのため、2ラウンド続けて同じカードは使うことができず、なおかつ回収しない限り、そのアクションはずっと行えません。

ゲーム中、休息スロットは自由に確認できるので、次にどの休息デッキを回収するかを考えつつ、今回のアクションを置く場所を決めなくてはなりません。選んだアクションのすべて回収できるわけではないというのは、ヒストリアが思い浮かびます。

行えるアクションは5種類です。

1.商品カードを使う。

同じ種類の商品カードがある場合、まとめて1回で使うことができます。ディスプレイから新たにアクションカードを手に入れたり、いずれかの会社トラックのマーカーを進めます。

2.探検カードを使う。

こちらは商品カードと違い、複数枚ある場合は1度にすべて使わなければなりません。いずれかの会社の交易所コマをマップに配置します。

3.簿記係カードを使う。

個人ボード上の帳簿トラックを進めたり、帳簿点を使い、帳簿タイルを獲得します。

4.ダイヤモンド商人カードを使う。

個人ボード上のダイヤモンドトラックを進めます。

5.ボーナスマーカーを置く。

共通ボード上にあるアクションスペースにマーカーを置きます。一般的なワーカープレイスメント同様置いたアクションが即座に適応され、誰かが選んだ場所には置けません。

これらのアクションを1人1アクションずつ行い、全員がパスをしたらラウンド終了です。これを7ラウンド行い、現金、株式、ダイヤモンド、帳簿のポイントの合計がもっとも高いプレイヤーの勝利です。

モンバサを遊んだ感想

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かなり要素が多いため、説明に1時間を要しました。ちなみに同じ日にフードチェーンマグネイトも遊んでいるため、その日は2時間も説明していただいたことになります。

いざ、遊ぼうと思っても、何から進めていいのか見当がつきません。この五里霧中な感じが実に重量級のボードゲームらしいです。

ゲーム上には4つの株式会社が登場するのですが、多くの経済ゲーム同様、プレイヤーがどれかの会社を担当するわけではありません。好きな会社の株をアクションによって自由に上下させることができます。そのため、自分が多く所有する株価を上げたり、他プレイヤーがこれから伸ばしそうな株に相乗りしたり、自分が持っていない会社の株価を下げたりできます。

アクションはカードで行うのが基本なのですが、ボーナスマーカーを置くことでも行うことができます。ボーナスマーカーは最初は2つなのですが、会社の株価を上げることで増やすことができます。

単純にアクション数が増えるので有利ではないかと思い、今回はボーナスマーカーが増える会社を重点的に上げていきました。さらに帳簿トラックもうまく調整し最大値まで到達させ、そこから帳簿点をお金に変えていきます。今度はそのお金を使って、メイン以外の会社の株も買っていきました。

誰かの長考でゲームが止まるようなことはほとんどなかったのですが、それでも3人で2時間半ほどかかりました。箱には75~150分と書かれてるので想定内の時間のようです。

行うアクション自体はさほど複雑ではないのですが、マップ上の陣取り、帳簿タイルの組み合わせ、アクションを行う順番など考えることが盛りだくさんです。

ゲームとしては面白いのですが、なかなか気軽に出せるゲームではありませんね。これをイチからすべて説明することを考えるとかなり骨が折れます。

また、ゲーム内容とは関係ないのですが、プレイヤーのコマの色が水色、黄色、紫、黄緑とかなり独特です。会社の交易所コマは赤、橙、黒、白なので、どちらかというとこっちの方がプレイヤーコマに向いているのではという気がしました。

ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。