「モンスターイーター」は人気コミック『ダンジョン飯』の世界を舞台にダンジョンを探索していく2~5人用のゲームです。1988年に発売された『モンスターメーカー』がベースになっています。
モンスターイーターについて
各プレイヤーは担当するパーティーをひとつ選びます。それぞれカード枚数、能力、初期資源などが異なります。
初期手札として探索カードを5枚ずつ配ります。
ゲームは終了条件を満たすまで手番を繰り返します。
手番では以下のどちらかを行います。
手番の流れ
パターンA
- 戦闘
- 探索
- 遭遇
- 休息
パターンB
- 調達
- 遭遇
- 休息
戦闘
すでにモンスターと遭遇している場合のみ行います。
戦闘に参加するキャラクターを好きな枚数選び、それらを消耗状態(タップ)にします。戦闘力をダイスを使って算出し、その数がモンスターの戦闘力以上ならば勝利します。
戦闘に勝利したならば調理を行います。調理ではダイスを2個振り、出た目の合計がモンスターの調理難易度以上ならば成功です。
成功したらカードを裏返して受け取り、報酬を受け取ります。失敗したならばモンスターは山札に戻ります。
探索
手札から探索カードを1枚プレイします。
これまでにプレイした探索カードの踏破が100%以上になると、ボスモンスターと遭遇します。
遭遇
手札から遭遇カードをプレイして、モンスター山札の1番上のモンスターを好きなプレイヤーの迷宮に配置します。
ただし、すでにモンスターに遭遇しているプレイヤーには置けません。
休息
所持している食糧トークンを使い、消耗状態のキャラクターを回復(アンタップ)します。
その後、手札が5枚になるように補充します。
調達
食糧トークンを2個獲得します。
その後、好きな枚数の手札を捨て、5枚になるように補充します。
ゲームの終了
いずれかのプレイヤーが「狂乱の魔術師シスル」を倒すとゲーム終了です。
それまでに獲得した勝利点を合計し、もっとも多いプレイヤーの勝利です。
モンスターを食べながらダンジョンを踏破する
ダンジョン飯の世界観を再現したボードゲームです。原作を知っていると思わずニヤッとしてしまうようなイラストが使われています。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで90分ほどでした。ルールを間違っていたことに途中で気づいたため、標準時間よりも多めにかかっています。(遭遇カードなしでモンスターを押しつけていました)
探索カードを出していき100%を目指すのが目的です。そのためにアイテムで強化したり、回復するための食糧を集めたりしていきます。
何のカードを引くかは完全にランダムで、戦闘もダイス判定のため全体的に運要素が強いです。そういうこともあり運に左右されるゲームが苦手な人にはおすすめできません。
今回わたしはシュローパーティーを使い、シスルを倒したのですが、合計得点で負けていて2位でした。ちなみにシスルが何点になるかもダイス目で決まります。
原作を知っていると「あー、あのときの料理か」という発見があるのでかなり楽しめます。さらに冒険者のドラフトルールもあるため、原作ではありえなかったパーティーを組むことも可能です。
今回は4人全員がモンスターメーカーを遊んだことはなかったのですが問題なく楽しめました。原作がわかっていれば確実に盛り上がれそうです。