「ポーションポットトレイル」は1~100人用の紙ペンゲームです。マップ上を移動して素材を集め、それを使ってポーションを調合していきます。特定のポーションを調合することで素材や特殊能力などが得られます。
ポーションポットトレイルについて
各プレイヤーにシート1枚を配ります。シートは両面仕様になっておりポーションサイドとエリクサーサイドの2種類が遊べるようになっています。複数人で遊ぶ場合は全員が同じ面を使用します。
スタートプレイヤーがダイスを1つ振り、出た目の拠点マスに丸をつけます。残りのプレイヤーは時計回りで順番に次の数字の拠点マスに○をつけます。この場所がスタート地点です。
ゲーム開始時にストック素材5個を持っています。(シート右下)
ゲームは全10日間です。
1日は昼:探索・採集と夜:調合・保存の2つのフェイズに分かれています。
昼フェイズ:探索・採集
初めにダイスを4個振ります。ダイスは全員共通です。
4個の中から1つを選び、任意の方向にダイスの数分だけ真っ直ぐ線を引きます。移動先のマスに何も記入がなければ素材に○をつけて採集します。
これを0~3回繰り返し、最後に到達したマスに日付を記入します。
夜フェイズ:調合・保存
調合と保存のアクションを任意の回数行います。
調合
マップ上で○をつけた素材とストック素材を使い、ポーションを調合します。必ずマップ上の素材を1つは使う必要があり、ストック素材だけでは調合できません。
保存
マップ上の使用しなかった素材はストックに保存します。スノーセレウス(白)はこの方法では保存できません。
コンテナの数を超えることもできないため、調合も保存もできなかった素材は持ち越せません。
調合したポーションによって、ストック素材が手に入ったり、追加点が入ったり、追加アクションを得たり、特殊能力を得たりします。
ゲームの終了
10日が終わるとゲーム終了です。
- 黄色ポーション
- 緑・赤・青・白ポーション
- ストック
これらの得点を合計してもっとも高いプレイヤーの勝利です。
2つのモードがある紙ペンゲーム
同じく紙ペンゲームの「ヘクサ・ルインス」を手がけたメロボドさんのゲームです。4つのダイスから3つを選んで素材を集め、それを使ってポーションを作っていきます。
今回は2人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで40分ほどでした。(ポーションサイドでプレイしました)
序盤は割と自由に線を引けるのですが、ゲームが進むにつれて自分の引いた線が邪魔になってきます。ダイスの組み合わせを考えながら最適なルートを探すのがとても悩ましいです。
ポーションサイドはインタラクションが低めのモードなのですが、それでも以下のようなインタラクションがあります。
- 黄色ポーションのマジョリティ
- 緑・赤・青ポーションの早取り追加点
- 黒ポーションによる妨害
エリクサーサイドでは、さらに以下のインタラクションが加わります。
- 他の人が採ったスノーセレウスが採れなくなる
- 他プレイヤーの拠点で素材を奪える
他のプレイヤーの行動が自分のシートにも影響を与えるようになるため、だいぶインタラクションが強くなります。その他のルールはほぼ同じのため、遊ぶメンバーの好みに合わせて選ぶことができます。
どの順番でポーションを作っていくのかが悩ましいゲームです。特にスノーセレウスで作る白ポーションは得点が高い上にストックできないため、効率のいい採取が求められます。
紙ペンゲームが好きな人におすすめです。
今回使用したのはお試し版のため、ダイスなどは製品版と異なります。
タイトル | Potion Pot Trail |
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発行年 | 2022年 |
プレイ人数 | 1~100人 |
プレイ時間 | 40~60分 |
デザイナー | maylaw |
BGGリンク | Potion Pot Trail | BGG |