ワンナイトマンションは4~6人用の正体隠匿ゲームです。司会不要で少人数から遊べてタイトル通り、一晩でゲームが終わるので脱落者も出ません。一部の役職だけでなく、全員が情報を持っているので議論に参加しやすいゲームです。
ワンナイトマンションについて
役職カードは9種類あり、人数によって使用する枚数が異なります。また、各プレイヤーは部屋シートと投票カードを受け取ります。また、NPC扱いの黒い部屋と地下牢をテーブルの中央に置きます。
役職カードから殺人犯カードを抜いてシャッフルし、2枚をランダムで裏向きに置きます。それから殺人犯カードを加えてシャッフルして山札にします。
スタートプレイヤーは山札から2枚のカードを引き、好きな方を自分のものとして部屋シートの上に置きます。もう1枚は裏向きのまま、任意のプレイヤーに渡します。
カードを渡されたプレイヤーは、その役職を確認し、さらに山札から1枚引き、先ほどと同様好きな方を選び、自分の部屋シートの上に置きます。
これを繰り返し、最後のプレイヤーは使用しない方のカードを黒い部屋の上に置きます。
全員の役職が決まったら議論開始です。
陣営は大きく3つに分かれます。
1つ目が殺人犯です。
殺人犯は自分が地下牢に入れられないことを目指します。同じ陣営の仲間として共謀者がいます。
2つ目が爆弾魔です。
爆弾魔は自分が地下牢に入れられることを目指します。投票により、自分が選ばれた場合、爆弾魔だけが単独勝利します。
3つ目はその他です。
さまざまな役職がありますが、「殺人犯を地下牢に入れること」「爆弾魔を地下牢に入れないこと」を目指します。
3分間の議論を終えたならば投票カードを使い、地下牢に入れる1人を決定します。その後、上記の条件に従い、勝敗を決めます。
全員が情報を持っているので推理しやすい
ドラフトのようにして役職を決定していくので、全員が何かしらの情報を持つことになります。そのため、議論に参加しやすいです。「○○さんは、何のカードを受け取りましたか?」と尋ねることで全員から情報を集めることができます。
また、ワンナイトマンションでは、ほぼ全員が能力をもつので、人狼でいうところの「ずっと役職なし」ということも起こりません。
中でも面白いのが「探偵」という役職です。
探偵は自身の役職カードを公開することで能力を発動します。その能力は犯人が誰かを指名することです。そうすると議論が中断され、そこでゲーム終了になります。もちろん、ここで外してしまうと殺人犯の勝ちになってしまいます。探偵になるとマンガなどでお馴染みの「謎はすべて解けた……!」というセリフを言うことができます(笑)
今回は5人で5回ほど遊んでみたのですが、1ゲームが短いため、サクサク進みました。特に5戦目は1人が自分の役職を勘違いするというアクシデントがあり、議論が二転三転して、とても盛り上がりました。
わたしは3回探偵になり、すべての回で能力を使いましたが1回しか成功しないという迷探偵っぷりを遺憾なく発揮しました。
1ゲームが10分かからず終わるので時間調整に使うにもちょうどいいです。正体隠匿ゲームを遊びたいけれども、なかなか人が集まらないという人にもオススメのゲームです。
