ラグーザは建築士として港町を発展させていく1~5人用のゲームです。手番で行うことは家コマ1つを置くだけです。それにより複数のアクションが発動する上に、他のプレイヤーが置いたコマによってもアクションができます。手持ちにある家コマがなくなるとゲーム終了です。
ラグーザについて
各プレイヤーは個人ボードと家コマ、塔コマを受け取ります。個人ボードでは資源の数を管理します。また、ゲーム終了時に得点になる非公開の目的カードを受け取ります。
ゲームボードには六角形のマスがあり、その中にアイコンが描かれています。
家コマを置くのはマスの中ではなく、六角形の頂点です。そうすると3つのマスに接することになるので、そのすべてのアクションが発動します。
農村ならばブドウやオリーブといった資源が手に入りますし、都市だと特殊アクションが行えます。特殊アクションでは資源を上級資源に変換したり、塔や城壁を建てたり、市場カードを購入したりします。
また、都市の特殊アクションのほとんどは連動型になっています。このときコマを置いた六角形の頂点に家コマを置いている他のプレイヤーもアクションが行えます。複数個置いていれば複数回行えます。
順番にコマを1つずつ置いていき、全プレイヤーがすべてのコマを置ききるとゲーム終了です。
得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
やることはシンプルだが考えるべきことは複雑
手番ではコマを1つ置くだけでそれ以外にすることはありません。4人で遊ぶと8個家コマを置くとそれでゲーム終了です。そのため、一手一手が非常に重要です。
アクションが連動するため、そこにコマを置くと他のプレイヤーにどう影響するかをよく考えなければなりません。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで80分ほどでした。コンポーネントだけを見ると結構時間がかかりそうな印象ですが、意外と時間はかかりません。
確かにすることはコマを置くだけなのですが、複数のアクションが同時に発動したり、他のプレイヤーと連動したりするので、考えるべきことは多いです。
また、資源管理のやり方もちょっと独特なので慣れが必要ですね。コマを置く時のコストも少し分かりづらいです。
4人で1時間ほどというコンパクトさながら、考えることが多く、インタラクションも強いです。どんどんコマが置かれて街が完成していくので見た目もいいですね。
テキストはマスに書かれた名前くらいなので、言語依存はほぼありません。
得点の取り方がいろいろあるので、リプレイ性も高そうです。