ラミーファイブは伝統ゲームの象棋麻雀をアレンジした2~4人用のカードゲームです。プレイヤーは4枚の手札を持ち、最初に5枚組を作ることを目指します。覚えることをバッサリ減らした簡易麻雀のようなゲームで、ついつい繰り返し遊びたくなる魅力があります。
ラミーファイブについて
カードは赤と黒の2種類で、それぞれにsが5枚、A、B、C、J、Kが2枚、Lが1枚あり、全部で32枚です。他に役の一覧が書かれたリファレンスカードがあります。
すべてのカードをシャッフルし、親が各プレイヤーに4枚ずつカードを配れば準備完了です。
ゲームの目的は5枚組を作ることです。
5枚組にするには2枚組のペアと、3枚組のランかセットを作らなければなりません。
ペア … 同じ色・同じ種類の2枚組。
ラン … 同じ色のABC、またはJKL。
セット … 同じ色のsが3枚。
手番では山札からカードを1枚引いて1枚を捨てます。また、他のプレイヤーの手番に以下の宣言をすることもできます。
宣言の種類
ラン … 自分の1つ前の手番の人が捨てたカードで同じ色の「ABC」または「JKL」が作れる場合、そのカードを獲得し、できた3枚を公開して自分の前に置きます。その後、1枚を捨てます。
セット … 誰かが捨てたカードで同じ色のsが3枚作れる場合、そのカードを獲得し、できた3枚を公開して自分の前に置きます。その後、1枚を捨てます。時計回りに手番が移るので、これにより手番が飛ばされてしまうプレイヤーがでることがあります。
キャッチ … 誰かが捨てたカードで5枚組が作れる場合、そのカードを獲得してゲームに勝利します。
他に自分の手番でできる宣言もあります。もし、あと1枚であがれる状態になったならば「ゴー」を宣言して、カードを横向きに捨てます。
5枚組を作ればあがりなのですが、それには以下のいずれかの条件を満たしている必要があります。
- ゴーを宣言している。
- 役を作っている。
ゴーを宣言していない場合、役ができていないと上がることができないので注意です。
役は10種類以上あり、複数の役が同時にできることもあります。
誰かがあがれば終わりでもいいですし、規定の回数親を交代するまで、または誰かの得点がなくなるまで続けて遊ぶこともできます。
話しながらずっと遊べるタイプのゲーム
元が象棋麻雀(シャンチーマージャン)というくらいなので、かなり麻雀に近いゲームです。そのため、麻雀に馴染みがある人は、すんなり理解できるはずです。ちなみにわたしはほとんど麻雀は分かりませんが、プレイに問題はありませんでした。
今回は4人で遊び、2人が麻雀に通じていたので、さまざまな用語が飛びかっていましたが、ほとんど分かりませんでした(笑)持ち点20点に設定して、とりあえず親が一巡するまで繰り返して遊んでみました。
手札が4枚のため、情報量もそれほど多くなく、役一覧表を見ながら遊べば初回から問題なく遊べます。カードは32枚しかないため、1プレイの時間もそれほどかかりません。そのため、1回1回がサクサク進むため、連続して遊びやすいです。
親は負けた場合に交代するため、勝ち続けることでずっと親でいることができます。そうすると、あがったときの点数も上がっていくため、一気に稼ぐことができます。今回は1人が親の時に何回か勝ち続けたため、終わってみると大差で勝利していました。
ルールもそれほど難しくないですし、絵柄もかわいらしいので、麻雀よりも気軽に遊べますね。気の合う人同士でいろいろ話しながら、ずっと遊びたくなるゲームです。