今年もあと1ヶ月弱となったので、現段階までに遊んだトリックテイキングゲームをまとめてみます。その中から面白かったもの、印象に残ったものをピックアップしてみました。
2018年ピックアップ5作品
インダルジェンス
3~4人用のトリックテイキングです。
親によって決められた勅令カードがあり、それを破ってしまうと罰金を支払わなくてはなりません。ただし、それを逆手にとって叛逆することが可能で、ハイリスクハイリターンの勝負をしかけることができます。
基本は切り札なしマストフォローのトリックテイキングですが、勅令の組み合わせによって違ったプレイングが要求されるため、新鮮な気持ちで遊ぶことができます。
宝石トークンや指輪といったコンポーネントが凝っているのも特徴です。
テキサスショーダウン
3~6人用のトリックテイキングです。
カード構成が特殊で、スートごとに数字が分かれています。そのスートにどんな数字があり、そのカードが何番目の強さかはカードに書かれているので特に覚える必要はありません。
マストフォローのトリックテイキングなのですが、少し変わっています。
フォローできない場合、好きなスートを出すことができるのですが、以降のプレイヤーはそれまでに出されたスートのどれかをフォローしなければなりません。たとえば、リードが紫で、次の人がフォローできずに黒を出すと、その次の人は紫か黒のどちらでもフォローができるようになります。
さらにトリックの勝敗は、もっとも多く出されたスートの1番大きな数字と、こちらも独特です。
トリックを取らないことが目的なのですが、このフォローの妙により、思わぬタイミングでトリックを取ってしまうことがあり、盛り上がります。
リードスートではなく、多く出されたスートが勝つというのもポイントで、最後手番の人が特定のプレイヤーを狙って、トリックを取らせることも可能です。
モンスカート
3人用のトリックテイキングです。
ドイツの代表的なトリックテイキングであるスカートをベースにしており、複雑な要素をバッサリ削って、かなり遊びやすく仕上がっています。
ビッドをボード上で行ったり、ポイントになるカードは表にして置いておいたりと、スカートを遊ぶ上でハードルが高かった部分が分かりやすく再構築されています。
それでいながら、スカートのエッセンスはしっかり含まれており、トリックテイキングならではの楽しさを感じることができます。
3人用トリックテイキングゲームとして現在イチオシです。
ピココ
3~5人用のトリックテイキングです。
カードがクジャクの羽を模しており、スートごとに裏面の色が異なります。カードスタンドが付属しており、自分の手札は見ることができません。ただし、他の人の数字はすべて分かります。
こういったかなり変わった状況で、誰が何トリック取るかを当てます。
見た目のインパクトが強いですが、実際はどの順番でカードがでると、誰がどのくらい勝つかをしっかり把握しておく必要があり、トリックテイキングに慣れた人向けのゲームになっています。
妖怪セプテット
3~4人用のトリックテイキングです。
3人だと個人戦、4人だと2対2のチーム戦になります。
7スート、7枚ずつですが、それぞれの数字の幅が違います。すべてのスートに7のカードが含まれており、これがボス妖怪です。
ゲームはボス妖怪を4枚集めることを目指すのですが、集める前に7トリック獲得するとゲームに負けてしまいます。カードを集めることが目的なのに、取りすぎると負けてしまうのが絶妙で、一手一手が非常に重いです。
最初のリードはAのカードを持っているプレイヤーなのですが、Aのカードは最強です。そのため、このカードをどこで使うか、使わせるかも大きなポイントです。
2018年に遊んだトリックテイキング一覧
- ジャーマンホイスト
- ジキルとハイド
- トリプルクラウン
- ポテトマン
- ミニミゼール
- インダルジェンス
- ハムレット
- オツカイフクロウの苦労話
- リベルシ
- ドッペルコップ
- コンファーメーション
- フィプセン
- コルージョン
- 森の中のキツネ(フォックスインザフォレスト)
- ボトルインプ
- ペッパー
- 獅子と狛犬
- 将校スカート
- ブゥードゥープリンス
- パスカットラン
- UGO!
- アゴニーアント
- テキサスショーダウン
- モンスカート
- Rage
- CLAIM 王国の派閥
- ピココ
- スリートリックス
- ファルプヴェクセル
- タントニー
- ノルウェージャンホイスト
- Who’s Who
- フォートリックス
- 妖怪セプテット