宮城県登米市豊里町にあるお店です。
来るのは久しぶりで、ライフログを振り返ると4年ぶりくらいのようです。
知る人ぞ知るお店なのですが、なかなか独特の雰囲気のため、一見の方はなかなか入りづらいかもしれません。
「割烹志乃ぶ」とありますが、基本的にはラーメン類しかありません。
なかなかの雰囲気です。
ラーメンののぼりが独特なオーラを放ちます。
名物親父
このお店の特徴といえば、何と言っても店の店主です。
わたしが知る限りでも、さまざまな逸話があります。
・傍らに黒霧島
・仕事中に酒を買ってきてもらう
・ただでさえ麺の量が多いのに、食べている途中で足してくる
・「しゃべってないで、早く作って」と客に言われ、鍋の火を消す
とにかくインパクトのあるキャラクターでした。
しかし、残念ながらここ数年は店には来ておらず、代わりに今はおばさんがひとりで店を切り盛りしているようです。
メニュー
昔来たときはメニューがあってないような時期(入店すると自動的にラーメンが作られている)もあったのですが、今はちゃんとあるようです。
ラーメン、チャーシュー麺、冷やし中華は分かりますが、その他にいろいろなことが書かれています。
誰かが勝手に書き加えたようにも見えますが……
ウエータオスについては、昔聞いたことがあるような気もするのですが、なんだっけなぁ。
ちなみに、手前にある白い容器に水が入っているので、それから自分でコップに注ぎます。
定番のラーメンを注文。
相変わらずの量
なみなみとスープが張りつめ、そこに大量の麺。
この写真では、麺の量が伝わりづらいので、具をよけてみます。
どんぶりほぼ全体に麺があることがよく分かります。
以前に比べてかなり黄色が強くなっていますね。
あっさりした醤油のスープです。
チャーシューはしっかりとした肉感があり、味がよくしみています。
昔は麺が入りすぎていて、具が別皿で出てきたこともあったのですが、さすがに今はそういうことはなさそうです。
ちょっとお話を
早めの時間帯ということもあり、客が自分しかいなかったため、少しお話を聞くことに。
名物の店主は療養中のようらしいです。
さすがにお酒ももう飲んでいないとか。
「酒飲みながら作ってたから、ほんとに味分かってたのかしらねえ」
と、おばさんが懐かしむように語ってくれました。
わたしも以前来たときに酔っていて同じ話を何度もされた経験があるため、そのときのことを思い出しました。
ただ、今でも麺は作ってくれているようです。
確かに麺をよく見てみると、太さが違うものが混じっているように思えました。
麺の量は恐らく300gくらいはあるのではないでしょうか。
それほどのボリュームで600円なのですから、儲けはほとんどないのかもしれません。
しかも当時は店主の気分で麺の量が違ったり、「今回は少ないな」と思ってたら、それまでに入っているのと同じくらいの量を足されたりしたので、かなりのドキドキ感を味わうことができました。
そういうことはもはやなさそうですね。
初めて訪れたときは、これよりも大きな器で、麺も500gくらい入っており、その上に餃子が10個乗っていて、さらに菜の花まで乗せられているフードバトラー用かと思えるものを出されたのですが、それもいい思い出です。
名物のお店として、これからも続いて欲しいものです。