カラヤのスルタンは5~15人用の正体隠匿系のゲームです。人狼のようにそれぞれに秘密の情報を持っていますが、自らそれを公開したり、人と交換したりと、めまぐるしく展開が変わるゲームです。
カラヤのスルタンについて
ゲームはスルタン側と叛徒側の大きく2つに分かれて争います。1回1回の勝ち負けは2つの陣営で争いますが、それを何ラウンドか繰り返し、もっとも得点が多いプレイヤーが勝者となります。
まず各プレイヤーにキャラクターカードが配られます。これは非公開情報で自分だけが中身を確認します。さらにテーブル中央に予備のカードが1枚裏のまま置かれます。
手番にできることは3種類です。
調査
他プレイヤー1人のキャラクターカードを確認します。
交換/潜伏
他プレイヤー1人のキャラクターカードと自分のキャラクターカードを交換します。他プレイヤーではなくテーブル中央のカードと交換することもできます。交換した両者はキャラクターカードの中身を確認します。
カードが表になっている場合は裏にして潜伏します。この場合、全員が目を閉じ、手番のプレイヤーは他プレイヤー1人かテーブル中央のカードと交換します。また、交換しなくても構いません。
特殊能力
キャラクターカードに書かれた特殊能力を使用します。
勝利条件
勝利条件は陣営によって異なります。
スルタン側
スルタンのプレイヤーがカードを暴露(表にする)し、1巡して再び自分の手番がくれば勝利です。
また、叛徒側が勝利条件を満たせなくなった場合もスルタン側の勝利となります。
叛徒側
1.暗殺者がスルタンを暗殺する
2.拘留されていない暴露状態(カードが表の状態)の奴隷が3人以上隣接している場合。
また、中立のプレイヤーはキャラクターカードによって勝利条件が違います。
いずれかの陣営が勝利したならば生き残った陣営側のプレイヤー全員が得点を得ます。5ラウンド行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
コロコロ展開が変わる派手なゲーム
一般的な人狼ゲームとはかなり毛色が違うゲームです。自分の正体を明らかにしたり、人のカードと交換したりと、めまぐるしく展開が変わるため、逐次自分の現状を確認する必要があります。
キャラクターはスルタン、守衛、暗殺者、奴隷という基本の役職に加え、奴隷監督、踊り娘、役人、占い師といった中立の役職があります。(中立カードはプレイ人数に合わせてランダムで加えられます)
司会者が不要で、脱落者もないので、正体隠匿系の中では、かなり気軽にできるゲームです。
かといって推理要素が無い訳でもなく、スルタン側は何とかスルタンを守り通さなければならないドキドキ感、叛徒側は本当に隣のプレイヤーが味方なのかという疑心暗鬼が楽しめます。さっきまで味方だと思っていた人が敵になったりするのも面白いです。
シリアスな推理を楽しみたい人には向かないかもしれませんが、ワイワイ楽しむ分には非常におすすめのゲームです。