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[ボードゲーム] パスティーシュ 紹介

Pastiche
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パスティーシュ~最高傑作の誕生~は歴史に名を残すような傑作小説を完成させる3~5人用のカードゲームです。トランプゲームのラミーのように連番や同じ数字で役を作っていくのですが、拡大再生産の要素もあります。

2016年に発表された「ラミネートラミー」のリメイクです。ゲームデザイナーはりかちさんです。

パスティーシュについて

ボードゲームのパスティーシュ

ストーリーカードは7種類、7枚ずつありますが、数字の構成が異なります。たとえば、神話は1~7までですが、マジックリアリズムは7~13といった感じです。数字構成はカード裏面に書かれています。

その他に作品カードが34枚あります。こちらには役の名前や得点が書かれています。役カードはすべて表向きで種類ごとに分けて並べておきます。

ストーリーカードをシャッフルして各自に手札を配ります。

スタートプレイヤーとその次のプレイヤーは3枚、3番目と4番目のプレイヤーは4枚、5番目のプレイヤーは5枚受け取ります。

開始時の手札枚数は3枚のため、それよりも多く受け取った人は、好きな3枚を選び、残りは捨て札置き場に表向きで捨てます。

捨て札置き場にはカードを重ねておきますが、1番上のカードだけが見えるように置いておきます。

ゲームの流れ

ゲームは時計回りに手番を進めます。手番では以下のアクションのうち、1つを実行します。

  1. 執筆
  2. 作品発表
  3. 読書

①執筆

手札を増やすアクションです。以下の2つのうち、どちらか1つを行います。

  • 山札から2枚引き、そのうち1枚を手札に、もう1枚を捨て札に。
  • 捨て札置き場にある1番上のカードを手札に加える。

山札がなくなったら、次に山札を引くタイミングで捨て札をシャッフルし、新たな山札を作ります。

②作品発表

手札のカードを使って作品カードを1枚獲得します。

必要なストーリーカードを自分の前に並べ、それに対応する作品カードをカード列の端に置いておきます。これらのカードは「発表中」になります。

同じ作品カードを獲得することはできません。

③読書

ストーリーカードが2枚以上ある「発表中」の作品を1つ選び、その中から好きな1枚を手札に加えます。

読書されることでストーリーカードが1枚となった作品は、作品カードを裏返し「傑作!」にします。

これにより、初めて勝利点が得られます。

パスティーシュ

「傑作」となった作品のストーリーカードが手札にあるものとして、作品を発表することができます。ただし、その際、その傑作を出しているプレイヤーにカードを1枚渡さなければなりません。カードが渡せない場合、パスティーシュはできません。

自分の作品を使用する場合は、コストはかかりません。

ゲームの終了

自分の手番終了時に15点以上獲得していると、ゲームの終了条件が満たされます。

そのプレイヤーからあと2周してゲーム終了です。(終了条件を満たしたプレイヤーの右隣まで)

得点計算を行い、勝利点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。

ラミー+拡大再生産

ボドゲのパスティーシュ

手札で役をつくるのはラミーですが、傑作なったカードを借りるところに拡大再生産の一面があります。傑作をどんどん作っていくと、その分だけコストが軽減されていくところが、宝石の煌きっぽいです。

ゲームが進むほどに役がつくりやすくなり、どんどんスピード感が増していきます。

この日は5人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで40分ほどでした。

ラミネートラミーの評判は知っていたのですが、遊ぶ機会がなかったため、こうしてリメイクが発売されたのは幸いでした。

手番で行うのは、手札を増やすか、役を公開するかなので、やることもわかりすいです。

他のプレイヤーの傑作もパスティーシュできるため、誰が何を発表しているのかよく見ておかなければなりません。

序盤はなかなか場が動かないのですが、傑作ができはじめると、どんどんみんな発表しだすため、加速感がでてきます。この辺りがラミーとは違ったプレイ感で面白かったです。

一緒に遊んだ方がとても気に入って「これどこで手に入ります?」と聞かれたため、お店のURLをお教えしました。

ラミー系のゲームが好きならば間違いなく楽しめます。宝石の煌きのような拡大再生産が好きな人にもおすすめです。

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ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。