この日は午前中から4人で遊びました。昼食をはさんで、17時近くまで遊び、初プレイのゲームを3つプレイしました。
ファーナス
話題になっていたため、気になっていたタイトルです。
1~4までの数字が書かれた4枚のディスクを使って競りを行います。競りに勝つとそのカードを獲得できるのですが、負けると数字の回数だけ資源をもらうことができます。
そうしてカードや資源を集めて、得点(お金)に変換していきます。
競りの部分は、もちろんインタラクションがあるのですが、資源の変換は個別で行うため、他の人がどんな動きをしているかはほとんど関係ありません。
とにかく最適な変換を見つけて、それを突き詰めていく感じです。
カードの効果はアイコンで理解可能で、複雑な処理などもありません。競り負けてもメリットがあるので、そこまでシビアな争いにもなりません。
やることが分かりやすく、しっかりとまとまった佳作という印象でした。
アークライトカードゲーム
2014年に出たアークライトのカードゲーム版という作品です。カードゲームなのに個人ボードとゲームボードがあるという、ボリューム満点のゲームです。
18世紀の産業革命が舞台となっており、プレイヤーは食品・衣料品・カトラリー・ランプという4つの分野で生産や出荷を行います。ただし、初期状態では2つの分野の工場しかないため、拡大するには新たな工場を建てる必要があります。
ゲームの勝敗は株価と枚数の乗算で決まるため、設備投資するだけではなく、適宜株も増やしていかなければなりません。
また、販売の際は魅力が高い商品から売れていくため、価格と魅力のバランスをよく考える必要があります。
もともとが大ボリュームのゲームだったため、だいぶ簡略化はされているようですが、それでも相当なルール量です。考えるべき要素も多いです。
運要素がなく、インタラクションも強めなので、遊ぶ人は選びそうですが、好きな人にはたまらないタイプのゲームです。
シャーデンフロイデ
3~5人用のトリックテイキングゲームです。
とにかく2位になりたいゲームで、トリックを獲得するのは2番目に大きい数字、1位になって40点を越えるとゲームから脱落してしまいます。
基本はマストフォローのトリックテイキングです。スートを無視して出すことができるワイルドが2枚存在します。
リードをフォローできているカードで、2番目に大きい数字を出したプレイヤーがトリックを獲得します。その際に、獲得するのは自分が出したカードとリードをフォローできていないカードです。
獲得したカードは表向きで手元に置いておきます。また、獲得したカードの中で同じ数字のペアができたならば、その両方を捨てます。
手札がなくなるまでゲームを行い、獲得した数字の合計が得点になります。
これを繰り返して、ラウンド終了時に誰かが40点以上になっていると、ゲーム終了です。
40点以上になったプレイヤーは脱落してしまうため、40点未満でもっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
得点は取りたいものの、取りすぎると脱落してしまうため、絶妙なバランスが求められます。誰かが脱落しそうだと思ったら、みんなで高い数字を差し込んでいくのが、いかにもトリックテイキングっぽいです。
そこまで目新しいルールを採用しているのではないのですが、しっかりとオリジナリティが感じられるゲームでした。