ボードゲーム

[ボードゲーム] コーヒートレーダーズ 紹介

Coffee Traders
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コーヒートレーダーズは農園や設備を発展させつつ、コーヒー豆を市場やカフェに卸していく2~5人用のゲームです。3ラウンドを行い、もっとも勝利点が多いプレイヤーの勝利です。

コーヒートレーダーズについて

ボードゲームのコーヒートレーダーズ

各プレイヤーは個人ボードを受け取り、トークンやタイルなどを配置します。ゲームボードにコマを配置して準備を行います。

ゲームは全3ラウンドで、各ラウンドは6つのフェイズに分かれています。

各フェイズで行うことは、個人ボードの左から右に向かって描かれています。

ラウンドの流れ

1.ワークフェズ

アクションポイント制です。個人ボードに描かれたA~Dまでのアクションのうち1つを順番に行っていきます。

  • A:プランテーション(畑)タイルの配置
  • B:ワーカーの配置
  • C:ロバの配置
  • D:ジャコウネコの配置/2金獲得

2.ワーカーフェイズ

ゲームボード上の空いている畑に対して、ワーカーを配置します。

ワーカーが置かれなかった畑が残っている場合、ペナルティを受けます。

3.トレイダー&コントラクターフェイズ

トレーダーを派遣するか、コントラクターで建物を作るかを行います。

このとき、手番プレイヤーが行ったアクションに対して、他のプレイヤーは相乗りすることができます。

4.収穫フェイズ

畑に派遣したトレーダーと建設した建物に応じて、コーヒー豆を分配します。

5.契約フェイズ

個人ボードにある契約タイルを達成します。

または、ゲームボード上のコーヒーバーに豆を売却します。

6.リフレッシュフェイズ

ラウンドの終了処理と次のラウンドの準備を行います。

ゲームの終了

3ラウンド行うとゲーム終了です。

得点計算を行い、もっとも勝利点が多いプレイヤーの勝利です。

ゲーム中に得点を加算することはないため、得点トラックや勝利点チップなどはありません。

実際のゲームの流れ

大きなくくりでいうと、エリアマジョリティです。

ゲームボードにある5箇所の農園とカフェバーでマジョリティを競います。マジョリティ争いに参加するため、お金を集めたり、ロバを獲得したり、コーヒーを集めたりする必要があります。

畑を広げていくことで、その農園の生産量を上げ、トレーダーを派遣することで、そこから豆を買い取ってきます。あとはその豆を使ってセットコレクションの要領で契約を達成していきます。または、コーヒーバーに卸すことで、得点やお金を獲得します。

要素が多い重量級ボードゲーム

ボドゲのコーヒートレーダー

「○をしたら△がもらえる」という要素が多く、どの順番で何をしていくかがとても悩ましいゲームです。ただし、かなり量があるため、ついうっかりもらい忘れることもありそうです。

今回は5人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで3時間半ほどでした。

ゲーム開始時からすべての情報が公開されているため、1ラウンドやると何をすればいいのかが分かります。途中から加わる要素もないため、見通しはいいです。ただ、どの順番で何をしたらいいのかは最初は見当がつきません。

5箇所の農園でマジョリティ争いに参加するには、最低1つ畑タイルを置く必要があります。しかし、レベル1のタイルを置けるのは5箇所のため、5人戦の場合、誰かが2枚置くと、1人はそこのマジョリティ争いに参加できなくなってしまいます。

今回は開始早々にわたしはグアテマラに参加できなくなってしまいました。

ただし、畑が置けないからといって、そこの豆が獲得できないわけではありません。

これがかなり独特なところで、畑タイルは生産量を決めるだけで、置いたからといって豆がもらえるわけではないのです。

農園にトレーダーを派遣しないと豆はもらえません。トレーダーは畑を置いてなくて派遣できるため、マジョリティ争いには参加できなくても、豆は獲得できます。逆にいくら畑を置いていても、トレーダーを派遣しないと豆はもらえません。

ほとんどが公開情報なのですが、アラビカカウンターだけに運要素があります。条件を満たすとアラビカカウンターがもらえるのですが、獲得した種類に応じて得点が入ります。

カウンターはランダムに置かれているため、たとえ同じ枚数を獲得したとしても、種類によって得点が変わります。1枚種類が違うだけで3~5点の差がつくため、場合によってはこれが勝敗を決めることがあります。

要素は多いですが、ほとんどの情報がボードに描かれているため、慣れるほどプレイ時間は短縮できそうです。得点の取り方もいろいろあり、マイルストーンや契約の組み合わせがゲームごとに変わるため、リプレイ性も高いです。

難点としては、かなりのスペースが必要になります。ゲームボード自体が大きい上に個人ボードも横長のため、普通のテーブルでは乗り切りません。

じっくり考えるゲームが好きな人におすすめです。

タイトル Coffee Traders
発行年 2021年
プレイ人数 2~5人
プレイ時間 120~150分
デザイナー Rolf Sagel, André Spil
BGGリンク Coffee Traders | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。