「ごきぶりサラダ」は山札からカードをめくって正しい名前を叫ぶ2~6人用のゲームです。4種類の野菜カードがあり、出された順番によって言うべき名前が変わります。
ごきぶりサラダについて
カードは野菜カードとごきぶりカードがあります。
野菜カードは「トマト」「レタス」「カリフラワー」「パプリカ」の4種類です。ごきぶりカードはそれぞれの野菜に対応した絵柄があります。
カードをすべてシャッフルし、各プレイヤーに均等になるように配ります。これが各自の山札です。
手番では自分の山札からカードを1枚めくり、その名前を言います。そうしたら次の人も同じように自分の山札からカードをめくり、その名前を言います。
これが基本ルールです。
ただし、以下のルールが加わることによって言うべき名前が変わります。
- 直前に言われた名前を言ってはならない。
- 直前に出されたカードの名前を言ってはならない。
- 上記以外ならばカードの名前を言う。
たとえば、前に出されたカードが「トマト」で前の人が「トマト」と言いました。自分の出したカードは「トマト」です。
このとき連続して同じ名前は言えないため「パプリカ!」などと言います。
前の人が出したカードが「トマト」で前の人が「パプリカ」と言いました。自分が出したカードは「トマト」です。直前に言われた絵柄と名前は言えないため「レタス!」または「カリフラワー!」と言います。
もし、名前をスムーズに言えなかったり、言い間違えてしまったりしたら、それまでのカードをすべて引き取り自分の山札に加えます。
これを繰り返して先にすべての山札をなくしたプレイヤーの勝利です。
ごきぶりカードが出たら
自分のめくったカードがごきぶりカードだった場合は「ゴキブリ」と言います。
次からはごきぶりカードが出された山と別な山を作り、そこにカードを出していきます。また、ごきぶりカードに出ている間はその野菜の名前は言えません。
そうするとさらに条件が厳しくなり、言える野菜が限られてしまいます。
トマトだけどトマトじゃない
出したカードと別の名前を言う必要がある独特なゲームです。
記憶力も要求されるため「あれ?さっき何て言った?」となると言い淀んでしまいます。
基本のルールは簡単なのですが、やればやるほど混乱してしまいます。
この日は5人で遊びました。
初めは順調に言えていたのですが、一度間違うとそこからどんどんペースが崩れてしまいました。人によっては「ブロッコリー!」などと存在しない野菜まで言い出して、盛り上がりました。
「ごきぶりサラダ」というタイトル通り、ゴキブリのイラストが描かれていますが、写実的ではないため、そこまで抵抗感はありません。
作者はごきぶりポーカーを手がけたJacques Zeimet(ジャック・ゼメ)でイラストも同じ人が描いています。そのため、ごきぶりポーカーのイラストに抵抗がなければ問題なく遊べます。
基本的には野菜の名前を言うだけなので、お子さんと一緒にも楽しめそうです。
タイトル | Cockroach Salad |
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発行年 | 2007年 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
デザイナー | Jacques Zeimet |
BGGリンク | Cockroach Salad | BGG |