「毎日がトリックテイキング(Stichtag)」は遊ぶ日によってルールが変わる3~5人用のトリックテイキングゲームです。卓上カレンダーがついており、日付を合わせることでその日のルールが決定します。カードの組み合わせにより366通りのゲームが遊べます。
毎日がトリックテイキング(Stichtag)について
カードは6スート、0~11の72枚です。カードには数字だけでなく、いくつかのアイコンが描かれているものもあります。プレイ人数に応じて使用する枚数が変わります。
各プレイヤーに手札として12枚ずつ配り、残りを山札とします。
ゲームは切り札固定(赤色)、マストフォローのトリックテイキングです。リードプレイヤーから1枚ずつカードを出してき、トリックを取った人が次のリードを行います。
これが基本ルールになっていて、その日の日付によってルールが加わります。
- 日付の十の位 … ゲームの目的
- 日付の一の位 … トリックのルール
- 月 … アイコンによる特別ルール
ルールの例
5月13日に遊んだときは以下のようなルールになりました。
十の位 | 3ラウンドでゲーム終了。 1トリックにつき1点。 終了時、得点が少ないプレイヤーの勝利。 |
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一の位 | ラウンドの終了時に得点が最小のプレイヤーは、得点が最大のプレイヤーの得点を追加で獲得する。最小が複数いる場合は、その全員が獲得。 |
月 | 「!」アイコンが描かれたカードを出したら、トリックに勝っていなくても次のリードができる。複数ある場合は先に出した方。 |
得点が多いほうが負けのため、できるだけトリックを取りたくないのですが、一番少ないと得点が加算されてしまうため、ほどほどに勝つ必要があります。
日替わりトリックテイキング
遊ぶ日によってルールが変わる珍しいゲームです。
この日は5人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで30分ほどでした。
上記のルールで遊んだのですが、思ったよりもしっかり個々のルールが機能していて楽しめました。トリックを取らないほうがいいけれども、まったく取らないと得点を足されてしまうため、状況を見ながら取っていく必要があります。
「トリックマイスター」や「オンザカーズ」など、ルールが変わるトリックテイキングはいくつかありますが、毎日がトリックテイキングはそこまで奇抜なルールにはならなそうなので、無難に楽しめそうです。
カードにいろいろなアイコンが描かれているので、それをルールにどう使うのか気になりますね。
タイトル | Stichtag |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Inka Brand, Markus Brand, Emely Brand |
BGGリンク | Stichtag | BGG |