THE GATE(ザ・ゲート)は2人用のデッキ構築型ゲームです。それぞれ4人ずつのキャラクター+召喚士を使い、相手のゲートにダメージを与えることを目指します。前情報はなかったのですが、フォロワーさんのツイートを見て衝動買いしました。
THE GATE(ザ・ゲート)について
手番にできる行動は5種類です。
アクション能力
カードを場に出し書かれている能力を使います。召喚士はこれによりゲートからキャラクターを召喚します。
ガーディアン配置
手札から1枚のカードを選び、4カ所あるゲートのうち1カ所に裏向きで配置します。
閉門しているゲートや、すでにガーディアンが置かれている場所は選べません。
ガーディアン交代
配置されている自分のガーディアンを回収し、別なガーディアンを配置します。必ず置き換えなければならず、カードを回収するだけは不可です。
強化
強化能力を使い、ゲート、またはキャラクターを強化します。
強化は手番に1回しかできません。
ゲート攻撃
手札から3枚までのカードを選び、相手のゲートを攻撃します。
以上の5種類を好きな順番で行います。強化以外は何度行っても構いません。手番が終了したならば残ったすべての手札をすべて捨てて、山札から新たに6枚カードを引きます。山札がなくなったならば捨札をシャッフルして新たな山札にします。
戦闘の流れ
手札から3枚までのカードを選び、どのゲートを攻撃するか宣言します。すでに閉門しているゲート、このターンで1度攻撃しているゲートは選べません。
防御側のプレイヤーは裏向きになっているガーディアンを公開します。さらに防御能力や戦闘能力を使うことができます。
攻撃側が攻撃能力や戦闘能力を使います。もし能力をもつキャラクターが複数いる場合は、好きな順番ですべての能力を発動して構いません。
防御側はガーディアンの防御力とゲートのレベルを合計し、攻撃側は3枚のカードの攻撃力を合計します。攻撃力が防御力を上回っていれば攻撃成功で、ゲートに1ダメージを与えます。ダメージがゲートのレベルに達するとゲートが閉門します。防御力以下ならば攻撃失敗で何も起きません。
攻撃に成功した場合も失敗した場合も、攻撃側、防御側のキャラクターはすべて捨札となります。
勝利条件
相手のゲートに合計7点以上のダメージを与えるか、相手の2つ以上のゲートを閉門すれば勝利です。
THE GATE(ザ・ゲート)を遊んでみての感想
デッキ構築系はいろいろ遊びましたが、デッキを構築しながらキャラクター同士で戦うというのが新鮮でした。テンポもよくテキスト効果もそれほど多くないので1度遊べばだいたい分かります。
キャラクターは4つそれぞれの山札となっており、カードの並び順が決まっています。レベルが1から4まであり、召喚すればするほどキャラクターが強くなり、なおかつゲートも強固になっていきます。
キャラクターのアクション能力は相手の手札を捨てさせるもの、自分がドローするもの、相手の能力を無効化するものといったお馴染みのものです。この辺もTCGなどに慣れたプレイヤーならば非常に分かりやすいです。
今回1戦目は説明書にあるおすすめの組み合わせでやってみました。
初回ということもあり、探り探りのプレイだったのですが、中盤になって召喚するキャラクターの順番を間違えたことに気づきました。攻撃系のキャラクターのレベルがあがってないため、なかなか相手を攻めきれません。ただし、相手も同様だったため、ゲームが長引き、結局ほとんどのキャラクターがレベルMAXになる長期戦になってしまいました。
2回目からは8体のうち、順番に好きなキャラクターを選んでいきました。選ぶ順番はABBABAABとできるだけ先手に偏りがないようにしました。
いろいろな組み合わせを試してみて気づいたことが何点か。
8種類のキャラクターのうち、攻撃に特化したものは漆黒のウォーマスターとオディックス=スーの2つなのですが、このどちらかを取らないとほぼ勝てません。お互いに自由にキャラクターを選ぶ際は必ず両者のうちの1つは選んだ方がいいです。両方を取ってしまうと割と一方的な戦いになります。
また、強化はゲート自体を強化するものと、キャラクターを強化するものがあるので混同しがちです。たとえば防御する際に、そのゲートが防御強化+1されていたとします。この強化はキャラクターについているため、そのゲートの防御力自体は強くなっていません。ついついその場所にあるため数字を足さないように注意が必要です。
今回4時間半ほど遊んでみて強く思ったのが拡張です。全8キャラクターで毎回すべてのキャラクターを使うことになるので、もう少しバリエーションが欲しいなと思いました。
2人で4時間半連続で遊ぶくらいですから、間違いなく面白かったです。その証拠に同キャラ対戦ができるようにもう1人もその場で注文したくらいです(笑)
デッキ構築、TCGに抵抗がなければ非常におすすめの2人用ゲームです。
ちなみにこのゲームは韓国のメーカーのものですが、説明書、カード共にすべて日本語です。(説明書は若干日本語が怪しい箇所がありますがプレイに問題はありません)それからプレイマットは使わない方が遊びやすいと思います。