「セカンドベスト」は相手の手を阻止することができる2人用ゲームです。「DAISOデザイナーズボードゲーム」の第3弾として発売されており、全国のダイソーで購入することができます。
同時期にJELLY GAMESで総木製のものが発売されました。2社から発売された理由についてはTable Games in the Worldにまとめられています。
ふたつの『セカンドベスト』はなぜ作られたか
セカンドベストについて
各自が8つずつの丸タイルを受け取ります。ダイソー版では片方が白色、もう片方が灰色です。
ゲームボードには8つの丸いマスが書かれています。それぞれのマスは両隣と対岸に向かって線で繋がっています。
ゲームの流れ
交互にお互いのコマを1つずつ置いていきます。各マスにはコマが3つまで置けます。
手元に置くコマがなくなった場合は、ゲームボード場の自分のコマを隣か対岸に移動させます。
以下の3つの条件のうち、いずれかを満たしたプレイヤーの勝利です。
- 4つの連続したマスの一番上が自分のコマである。
- 1つのマスに自分のコマが3つ重なっている。
- 相手がコマを移動できなくなる。
移動の結果、同時に両者が勝利条件を満たした場合は、移動をしたプレイヤーの勝利です。
「セカンドベスト!」の宣言
このゲームでは、相手の手に対して「セカンドベスト!」の宣言をすることができます。宣言された場合、別の手を選択し直さなければなりません。宣言は相手の手番ごとに1回まで行うことができます。
「セカンドベスト!」の宣言を受けてコマを置くか、コマを置いたときに相手の宣言がなければ手番を交代します。
待ったができる2人用ゲーム
相手の手に対して「待った」をかけられるめずらしいルールが採用されています。「セカンドベスト!」が宣言されたら、別な手を考えなければなりません。
「自分のコマを連続させる」「同じマスに自分のコマを置く」という基本ルールは、それほどめずらしくはないのですが、この「セカンドベスト!」があることによって、考えることが増えます。
相手が宣言するだろうと予想して、あえて先によくない手を打つことも可能です。もちろん、相手がセカンドベストを宣言するとは限らないため、その辺の読み合いも重要になってきます。
運要素がないアブストラクトゲームですが、この宣言によって心理的な駆け引きが生まれるようになっています。
ダイソー版は値段も安く、持ち運びやすい大きさのため、2人で遊ぶ機会があるならば持っていて損はなさそうです。ただし、運要素がないゲームのため、好き嫌いの好みは分かれそうですね。
タイトル | 2nd Best! |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 3~15分 |
デザイナー | Daikichi |
BGGリンク | 2nd Best! | BGG |