7つの島は、デッキ構築とワーカープレイスメントを組み合わせた2~4人用のゲームです。基本的な流れはデッキ構築なのですが、ワーカーをボードに配置するアクションがあり、それによってさまざまな効果が得られます。ボードとサプライの組み合わせにより、いろいろなパターンのゲームが楽しむことができます。
7つの島について
ゲームを始める前にサプライを決めます。サプライには必ず登場するカード(ドミニオンでいうところの財宝や領地)に何種類かのカードを加えます。同様に、今回のゲームで使用するボードも決めます。
7つの島にはカードだけでなく、食料、お金、得点のチップがあります。カードの中には食料を消費しないと効果を発動しないものがあります。
基本的な流れは一般的なデッキ構築と変わりません。手札を5枚引き、獲得したカードは捨札に行き、山札がなくなったら、新たに山札を作ります。
ただ、ドミニオンと異なり、アクションと購入に制限がありません。そのため、手札にあるだけのアクションを行い、買えるだけのカードが何枚でも買えます。
カードの中にはボードにワーカーを配置する効果があります。これにより、規程の個数がアクションエリアに溜まるとそのアクションが発動します。このとき、そのスペースに置いた全員がその効果を得ます。効果を発動したらワーカーは手元に戻ってきます。
これを繰り返し、
- 誰かが20点分の得点チップを集める
- サプライの4種類のカードが枯れる
- 黄金勲章のカードが枯れる
とゲーム終了です。
各自の得点を合計し、もっとも多いプレイヤーの勝利です。
安定した面白さのデッキ構築
ワーカーを配置するという要素はありますが、基本はデッキ構築なので、安定して面白いです。さまざまな要素もよくまとまっています。
他のデッキ構築と違うなと感じたのが、カードに複数の要素があることです。たとえば、ドミニオンだと財宝は財宝でしかなく、領地は領地でしかありません。(拡張で複数の要素をもつカードも登場しますが)
7つの島ではアクションカードがお金と得点の役割も果たします。そのため、安易に圧縮に走ると、大幅に得点が下がることがあります。この辺りは、かなりドミニオンを踏まえて作られているなと感じます。
大きな特徴であるボードの存在は、ソロプレイ感が強くなりがちなデッキ構築にインタラクション性を足しています。
全体的によくまとまっている印象で、デッキ構築が好きな人ならば間違いなく楽しめるだろうゲームです。いろいろなサプライの組み合わせを試してみたくなりますね。