国内での流通が始まって早々、高評価の意見をよく目にするバロニィを初プレイしました。
確かにシンプルなルールながら、納得の面白さです。
バロニィの概要
ルールは非常にシンプルで、説明書も4ページほどしかありません。(B4の紙1枚に収まっています)
ランダム要素は最初のタイル配置のみで、あとは完全情報公開のゲームになります。
ちなみにタイルはプレイ人数×9枚のタイルをランダムに配置します。
派手な特殊効果などもないので、一発逆転の要素もありません。
コンポーネントを見ると、個人ボードのようなものがありますが、実はこれはリファレンスで、プレイヤーの色を表しているだけです。そのため、個人ごとの能力などもありません。
できるアクションは以下の6種類です。
A 徴集
自分の1つの都市に騎士駒を2個発生させます。
その都市が湖に隣接していると3個発生させることができます。
B 移動
自分の騎士駒1個か2個を1スペース移動させます。
あくまでも1スペースで、同じ駒を2スペース移動させることはできません。
移動させることで、移動先にある村駒や騎士駒を除去できます。
村駒を除去した場合は、相手プレイヤーから資源を1つ奪います。
C 建設
自分の騎士駒の一部、または全部を村駒、要塞駒に変えます。
置き換えた場所に応じて、資源を得ます。
※前回遊んだときは1アクション1個と勘違いしていました。
D 新たな都市
自分の村駒1個を都市駒1個に置き換えます。
新たな都市駒を建設すると10点が入ります。
E 探検
リザーブから騎士駒2個を取り、1個をゲームから除外し、もう1個をゲームボード端の空いているスペースに配置します。
F 貴族の称号
15資源点分の資源を支払い、得点ボードマーカーを1スペース右に移動させます。
上記6アクションを1人1アクションずつ繰り返します。
誰かが得点ボードマーカーを右端まで移動させたら、そのラウンドを最後までプレイして終了です。
得点ボードの得点と、未使用資源の勝利点を合計し、もっとも得点の高い人が勝利です。
バロニィを遊んでみた感想
駒がどこに移動できて、どこにできないのか。
村や要塞はどこに建てられて、どこに建てられないのか。
そういったことに慣れは必要ですが、やり始めるとルール自体はとてもシンプルです。
ただ、運要素が一切ないため、実力差が如実に出ます。
恐らく初回の人と何度か経験した人が遊ぶと、まず勝てないだろうと思います。
1度遊んでみると、いろいろなことが見えてきます。
今回も「これ終わったら、もう1回やりましょう」と、自分のやり方が間違っていたことに気づき、再戦を望む声がありました。
今回は2戦行ったのですが、この記事を書いているときに、ルールを勘違いしていたことに気づきました。改めて正しいルールでやってみると、またプレイ感が変わってきそうな気がします。
ちなみに間違っていたのは、記事中にも書いた「C 建設」です。
1人1アクションずつなので、建設も1個ずつと思っていたのですが、1度にすべてを変えてもいいようですね。これにより、資源をまとめて獲得することができるので、これまでできなかったやり方が取れそうです。
言語依存もなく、カードによるテキストなどもないので、これまで陣取り系のゲームをしたことがなかった人にもおすすめできるゲームです。
しかし、早くもホビージャパンの在庫がなくなってしまったようなので、しばらくは手に入れるのが難しくなるかもしれません。