2014年は未プレイのまま終わってしまうかと思われた黄金時代ですが、12月30日にプレイする機会を得ました。
ルールの解釈に時間がかかったものの、いざ覚えてしまえばそこまで難しいゲームでもありません。
短時間で文明系ゲームを楽しめる良作だと思います。
黄金時代( The Goledn Ages)について
ゲームの流れ
タイルをめくり、世界を形成しつつ、アクションで都市を作ったり、戦争をしたりします。
時代の始まりと終わりに処理がいろいろとあり、忘れてしまいがちなので、大まかな流れのリファレンスを作ってみました。
アクションは8種類あります。
- 探検家:開拓者を移動 and/or 都市の創立
- 建築家:建物を建てる
- 芸術家:即時得点を得る
- 兵士:相手プレイヤーの開拓者 and/or 都市の排除
この4つのアクションを行うには、開拓者コマが必要となります。
- 驚異の建造:コストを支払い驚異を建造
- 建物・驚異を起動:建物や驚異の効果を1つ発動
- 技術の開発:コストを支払いボード上にある技術を開発
- 黄金時代の開始:いわゆるパスです。ただし以降自分の番になるたび2金を得ます。
この4つのアクションには、開拓者コマが必要ありません。
行えるアクションはだんだん増えていくのですが、先に黄金時代に入られてしまうと、相手のお金が増えていきます。
そのため、やるべきアクションをある程度厳選する必要があります。
実際に遊んでみた感想
説明書にある赤丸と黒丸リソースの違いがなかなか理解できず、時間がかかってしまいました。
要は赤丸は今獲得した都市で、黒丸は自分が所有している都市の合計ということだと分かりました。
多くの文明系ゲームは資源が複数あることが普通ですが、この黄金時代ではお金しかありません。
そのため、すべてのコストはお金で支払います。
マップ上に小麦や鉱石などのマークもありますが、これもすべてお金に変換されます。
スルージエイジズと比べればもちろんのこと、ネイションズと比べてもだいぶルールは簡単です。
失点するようなこともないので、侵略の損失もそこまでありません。
プレイヤーボードはテクノロジーツリーのようになっており、それぞれが順番に進化していきます。
進化させることでさまざまなプラス効果があるだけでなく、VPが得られるというメリットもあります。
1回目に遊んだときは、ほとんど侵略を使わなかったのですが、これは何度か使った方がよさそうですね。
また、ルールミスをしており、時代4でひとりが黄金時代に入ってからも、ずっとアクションを行ってしまいました。
時代4は、誰かが黄金時代に入ると、他プレイヤーは1アクションずつしか行えません。
しかし、「ロケット工学」をもっていたわたしが根こそぎ他プレイヤーを侵略するというプレイをしてしまいました。
それにより、点数が大きく変わったので、ノーゲームということにしました。
2回目となると、ほとんどアクションも理解できたため、スムーズにゲームが進みました。
ただし、考えどころも増えてきて、長考するシーンもたまにありました。
2回目は兵士アクションの重要性が分かったため、全員がこのアクションを行っていました。
芸術家のアクションは2回のゲームを通して1度くらいしか使われませんでしたね。
「コンピュータ」まで開発できれば強そうな感じはするのですが、なかなかそこまでいきませんでした。
ちょっと残念なところが、驚異カードが固定という点です。
毎回すべて同じ驚異が出てくるので、この辺りで飽きがきそうです。
ちなみに16種類(各時代4枚ずつ)しかありません。
文明カードは25種類あり、各プレイヤー4枚しか使わないので、バリエーションがあります。
せめて驚異もこのくらいあればなと感じました。
気軽に文明系ゲームを楽しみたい人におすすめのゲームです。
初回はそこそこ時間がかかるでしょうが、それ以降は3人で1時間半程度でプレイできると思います。
プレイヤー間の殴り合いもさほどないので、そういうのが苦手な人にもおすすめです。
タイトル | The Golden Ages |
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発行年 | 2014年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 60~90分 |
デザイナー | Luigi Ferrini |
BGGリンク | The Golden Ages | BGG |