アメリカのボードゲームサイト「BoardGameGeek」で1位に君臨していた作ゲームです。(2015年11月当時)
2人用ゲームで、なおかつ長時間かかるゲームなので、遊んだことがある人は少ないかもしれません。
トワイライト・ストラグルについて
トワイライト・ストラグルの舞台は冷戦です。
片方のプレイヤーはアメリカ側、もう片方はソ連側を担当します。
使用するボードは世界地図になっています。
トワイライト・ストラグルで採用されているシステムは、カードドリブンというものです。
各プレイヤーは手札を持っているのですが、そのカードには2通りの使い方があります。
- 書いてあるイベントを使用する
- 書いてある数字を作戦値として使用する
作戦値を使うと、影響度を高めたり、相手の影響度を排除したり、クーデターを起こすことができます。
当然のことながら、強力なイベントが書いてあるカードは作戦値も大きいので、どちらの効果でカードを使うかが悩ましいところです。
大まかな流れは、各地の影響度を高めつつ、適切なタイミングでスコアリングをするという比較的シンプルなものです。ただ、それだけでもさまざまな作戦をとることができます。
イベントカードは史実に基づいており、実際にあったイベントが書いてあります。その辺り、歴史好きな人にはたまらないのではないでしょうか。
トワイライト・ストラグルを遊ぶ前に
まず注意しておきたいのが、このゲームの非対称性です。
簡単にいうと序盤はソ連が有利で、後半になるにつれアメリカが有利になってきます。この辺りは知っておいた方がいいです。
また、トワイライト・ストラグルではEARLY WAR、MID WAR、LATE WARという3つの時代に分かれているのですが、最後までいく前に終わることがよくあります。
これは先ほども述べたように、序盤、ソ連が有利なため、そのまま押し切って勝ってしまうからです。
アメリカは、なんとかソ連の猛攻に耐えつつ、自分が有利になるのを待たなければなりません。
カードが110枚あり、すべてが異なるカードで、なおかつテキストでイベントが書いてあるので言語依存は高いです。そのため、スムーズに遊ぶためには日本語化が必須です。それからボードも結構な大きさなので場所も取ります。
プレイ時間は3時間ほどと、決してハードルは低くありませんが、ぜひ1度は体験して欲しいゲームです。
タイトル | Twilight Struggle |
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発行年 | 2005年 |
プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 120~180分 |
デザイナー | Ananda Gupta, Jason Matthews |
BGGリンク | Twilight Struggle | BGG |