ブラック・ウィーンは3~6人用の推理ゲームです。犯人を当てるというテーマですが、実際にやることは抜けているアルファベットを見つけることです。自分のカードと他の人への質問から、ゲームから抜けている3文字が何かを推理します。
ブラック・ウィーンについて
27枚のカードがあり、これらが容疑者にあたります。イラストや名前、設定などが書かれていますが、ゲームで使用するのは書かれたアルファベットだけです。(正確にはアルファベット+ ö(ウムラウト)の全27文字)
この27枚から3枚を中身を抜き出します。この3枚を当てることがゲームの目的です。
それから各プレイヤーに残りのカードを配ります。
4人で遊ぶ場合は手札は6枚です。
人物カードの他に調査カードがあります。こちらもイラストや文章が書かれていますが、ゲームで使用するのは端に書かれた3文字だけです。
山札から調査カードを3枚めくり、それを場札とします。
プレイヤーは場札から1枚を選び、他のプレイヤーに提示します。それに対して提示されたプレイヤーは、その3つの数字のうち、自分が何個所有しているかをトークンをカードに置いて示します。
場札を補充し、今度は提示されたプレイヤーがカードを選び、同様の手順を行います。
これをどんどん繰り返していき、抜けている3文字が分かったと思ったら紙に回答を書いて、答えを確認します。
もし、正解ならばそのプレイヤーの勝利です。同じターンに他のプレイヤーが正解すれば、そのプレイヤーも同時に勝利します。不正解の場合は、ゲームから脱落します。
残りが1人になった場合、強制的に答える必要があります。そのため、誰もゲームに勝利しないというケースもあります。
こんなの本当に分かるの……?
モノクロのイラストがゲームの雰囲気を盛り上げてくれますが、実際に使用するのはアルファベットだけです。
やるべきことはとてもシンプルで、他の人へカードによって質問し、そこから誰が何を持っているのかを考え、抜けている3枚を見つけるだけです。
今回は4人で遊び、わたしともう1人が初プレイでした。
序盤は「こんなの分かるのか??」と感じましたが、質問を繰り返すうちに、だんだんと人が持っているカードが分かってきます。たまに3枚とも持っている場合があるので、一気に情報が確定します。それを積み重ねていくと、連鎖的に情報が見える瞬間があり、脳内に快感が広がります。
1人、また1人と推理に挑戦して失敗していく中、3人目で正解者がでました。わたしは最後に答えましたが、不正解でした。ちなみに正解した人は初プレイでした。
1987年のゲームで、多くの推理ゲームの大元とも言える存在です。現在は入手困難ですが、推理ゲームが好きな人には一度は遊んで欲しい作品です。