葉っぱのざわめき(Blätterrauschen)は、2~6人用の紙ペンゲームです。緑と茶色の2つのダイスを振り、それぞれの目を一辺とした長方形をシートに書き込みます。長方形の中の選んだマスにより得点が入ります。
葉っぱのざわめき(Blätterrauschen)について
記入シートは4つの季節、それぞれ50枚ずつ入っています。季節によってアイコンが異なり、得点方法も異なります。
今回はその中の春シートの紹介です。
各プレイヤーはシート1枚と筆記用具を受け取ります。シートには10×10の100マスがあり、それぞれにイラストが描かれています。
スタートプレイヤーが初期マスを1つ選びます。以降は時計回りで、まだ誰も選んでいない初期マスを選んでいきます。
ラウンドは4つのフェイズに分かれています。
スタートプレイヤーから時計回りに全員が抜けるまでラウンドを繰り返します。
ラウンドの流れ
1.ダイスを振る
スタートプレイヤーが2個のダイスを振ります。この際、雲のマークが出たならば、全員雲の欄にチェックします。
2.エリアを書く
すべてのプレイヤーは自分のシートに長方形を書き込みます。
長方形の辺はダイスの目に等しいです。たとえば、1と3の目が出たならば、縦1×横3か縦3×横1の長方形を書き込みます。
最初は長方形の中に、初期マスが含まれている必要があります。以降は、すでに書かれている長方形に対して、1辺以上が接している必要があります。
3.マスのチェック
長方形の中にある1種類のアイコンを選び、そのアイコンすべてにチェックを入れます。
4.スコア欄の記入
先ほどチェックしたアイコンに対応する欄を塗りつぶしていきます。
ゲームから抜ける・継続する
新たなラウンドが始まる前に、このままゲームを続けるか、ゲームから抜けるかを選びます。
ゲームから抜けた場合、以降は何も記入しません。
ゲームを続ける場合、上記の手順を繰り返します。
ゲーム中に1回だけジョーカーを使うことができます。ジョーカーを使用することで、ダイスを好きな目として扱うことができます。どちらのダイスの目を変更できるかは季節によって異なります。
ゲームの終了
全員がゲームから抜けた、または全員がゲームを続けられない状態になったならばゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも勝利点が高いプレイヤーの勝利です。
どの得点を重視するかが楽しい紙ペンゲーム
ダイス2つの目を辺とした長方形を書き込んでいく紙ペンゲームです。
囲った中の1種類しか選べないところがポイントで、選ばなかったアイコンはどんどんなくなっていってしまいます。それぞれ違う得点方法の中で、どこを選ぶのかがとても悩ましいです。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで20分ほどでした。
最近では紙ペンゲームの種類も増えてきて、ルールが複雑なものも多くなってきましたが、このゲームは長方形を書いて、その中の1種類を選ぶだけなので、だいぶシンプルです。
ただ、得点方法がいろいろあるため、どこを重視していくかが考えどころです。
今回わたしは虹を狙っていきました。虹はシートに7ヵ所あり、すべて塗りつぶすと30点です。6ヵ所までは得点になりません。そのため、優先して虹を囲っていきました。
見事、虹の得点は達成できたのですが、それ以外があまり伸びず、2位で終わってしまいました。
シンプルなルールで、じっくり悩めるゲームです。自分でゲームから降りるタイミングを決められるのも悩ましいです。
ダイスの目によって、書けない大きさの長方形が出てくることがあります。その場合はパスしなければなりません。1回パスするごとにマイナス3点のため、どこまで粘るかの見極めどころも重要です。
季節によってシートが変わり、得点方法も違うものになるため、4種類のゲームを遊ぶことができます。シートによって得点の取り方が変わってくるため、リプレイ性が高いです。
タイトル | Blätterrauschen |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 20分 |
デザイナー | Paolo Mori |
BGGリンク | Blätterrauschen | BGG |